僕たちの信越 2018
2018年 09月 18日
俺たちグンマーズの夢舞台!
僕と男長がトレランごっこwからちゃんとしたトレイルランナー?に昇格した頃、いつか2人で信越110km走りたいねー!なんて言っていた。そしてついにその時はきた!
去年エントリー関門に敗れ走れなかったリベンジを果たす時が来たのだ!選手男長、ペーサー俺。この布陣で信越110kmに挑む時が!!あ、逆は今のところ考えてません。あくまで今のところはw
僕個人としてはペーサー合流エイドの笹ヶ峰からゴールの飯綱高原スキー場までの47kmを走るわけだ。言うても47km。しかも男長の事だ、脚を残してくるに違いない。そうなるとそこそこ覚悟していかなければいけないな…と思っていたら、奴からトバイチCUPのあとから左半身がヤバくて3週間走れなかったって連絡があった。
マジかよ!?大丈夫か!?と心配しつつも内心、
「これで俺は47kmゆる〜く走れるな、しめしめw」
って一気に気が楽〜になったw 信越楽しめるぞ!ってwww
まぁ今回は去年のリベンジチームに加え、サポートでカズキ君と鈍足のヒロシもいる。ガッツリやっても楽しい事に違いはないんだけどな。
そんな感じで15日、会場に向かう。去年サポートした時とは違い、今回は参加する側の人間だ。アウェー感はほぼ感じず。逆にヒロシがアウェー感を感じまくってビビってたな〜w
ウェルカムパーティーでは男長に申し訳ないと思いつつ、しっかりビールいただきましたw 飲み過ぎて翌朝ちょっと二日酔いだったのはご愛嬌ww
去年のミニカメラに続き、シコやかな気持ちになれるジェルを持ってきてくれたてっさんはやっぱり半端ないな!今回は100mileのペーサーとの事だけど飲まない宣言の5分後には飲んでましたw さすが!
19:30に100mileのスタート。ここに立っている人達は僕らレベルからしたら化物と言っていいくらい凄い人達だ。リスペクトしかない。
スタートを見届けて宿に戻り呑気なペーサー&サポート組は飲み直しw ほんと緊張感が無い。でも課された任務はこなしますよ!
翌朝。ヒロシから発せられる不快な騒音でろくに眠る事が出来ないまま会場へ。
朝から緊張感漂う!自分が選手だったとしたら緊張で飯なんて食えないだろうな…
AM5:30、ついに110kmのスタート!
そして恒例のゲレンデ上でみんなを送り出すw 笹ヶ峰で待ってるぜ!かましてこいや!!なーんて僕らはこのあと宿で二度寝する訳ですがw
2Aバンフはみんな余裕の通過。地蜂の大群が出たって聞いて刺された人も結構いたけど仲間内は全員無事でした。でも意外と気温が高く湿気もあって大変そうだ。
ここでマサシさん達と別れ、ヒロシと一緒にゴールの飯綱高原に車を置きに行く。遠いけど次の3A熊坂は車停めれないし、4A黒姫までは3時間以上あるしね。結果、この行動がゴール後に活きてくるわけだ。
そしてヒロシの運転はなかなかのものだな〜とwww
関川の私設エイドにて。熊坂からここまでの関川沿いの長〜い、ゆる登りはみんなが言うように結構辛いらしく男長も例外なくキツかったらしい。
(写真はシンさんのインスタから拝借させてもらいました)
ここで100mile走ってるシンさんに会ったんだけど、Answer4のNo Limitにハンドボトル2本ってスタイルでめちゃくちゃカッコ良かったな〜!No Limitのボトルホルダーに荷物入れてるとこなんて激アツ!そもそも100mileをこのライトな装備で走ってるなんて個人的にかなり衝撃を受けた!
あまりにイケてたので次に走る神流40kmはマネしてみようかなと思ってますw 11月だし僕がやってもまぁ大丈夫でしょう…
4A黒姫で結構お疲れな根津さんと男長。それを尻目に意識高めなオトちゃんはろくに休みもせず、颯爽と出発していった。さすがであるw
そして次のエイドから走らなければならんのか…と若干ナーバスになってきた私。マサシさんも似たような事を言っていた。まぁミートソースパスタと冷やし中華で補給は万全だ。二日酔いも消え失せている。問題ないだろうw
5A笹ヶ峰で準備を済ませ待っていたんだけど、ついに睡魔の限界がきてしまった…。男長が来たら起こしてくれよ!とヒロシに頼み休憩用テントで zzz…。
そしてオトちゃんの声が聞こえるな!と思い慌てて起きたらすでに出発したあとという…。ヒロシよ、そこは起こしてくれよw
Trail Butter のパンケーキのせがクッッッソ美味くてまだ走ってないのに食いまくってたら男長と根津さんキタ!
4Aで会った時に比べたらいくらか元気になってた。ホッと一安心。これでぶちかませるかなーとw
ランボーのケイさんと!ハイテンションで送り出してもらった!アザす!!
出発は確か16時ちょい過ぎ。さぁ行きますか!目標の17時間台狙って俺、鬼ペーサーになりますからw
ここからは夜間だったこともあり写真はほぼありませんので悪しからず。
とりあえず6A西登山口まではジョグりつつ話も盛り上がりいい感じで来れた。でもいつもの男長に比べたら明らかに遅い。あのトレイルで体調が万全なら6:30/kmは固いでしょう。やはり左半身がダメらしく膝と足底筋膜もやられてるとのこと。
7A大橋林道まではなんとか騙し騙し走り続けるも会話は少なくなりナーバスになっているのが嫌という程伝わってくる。慰めや労りの言葉なんて本人からしたら「うるせーよ!」だろう。何故なら僕ならそう思うから。でも今回は僕がペーサー。任務はこなさなければならない。ここはクソ野郎に成り果てても引っ張るしかない。
という事でここからはサイレントペーサーシステムを発動。一定の距離を保ちつつもフラットや下りがきたら強制的にこちらが走り有無を言わさず進ませるというもの。
まぁゴチャゴチャ言ってないで黙ってついてこいや!ってだけですけどねw
あ、そういえばここと次のエイドにあったシャリ玉ってのめちゃ美味かったな!美味すぎて食いまくった!男長はジェルより米だよって言ってたけど、まったくもってその通り!米の破壊力ヤバいww
7Aから8Aまでは戸隠のせせらぎの小径を絡めたほぼフラットなトレイル。しかしここで完全に失速。12kmを2時間以上かけてようやく辿り着いた。下りが完全に終わってるらしく、本当に走れない。去年の上州武尊の時はサポートだったしアレだけど現場でここまで弱り切ってる男長は初めて見た。この辺りだったからだろうか。僕の中で
「これは俺がマジで引っ張らないと本当にマズいな…。DNFもチラついてるかもしれん!」
と思い始めたのは。鬼になる覚悟をした瞬間でした。
8A戸隠スキー場でヤマカミブラザーズのハヤト君が待っててくれた!!まさかなーと思わず二度見w マジでした。これは本当に嬉しかった。男長も相当喜んでたし。気持ちが折れかけてる時はこういうのが一番効くんすよ。ほんとありがとー!!!
蕎麦美味しw ここでもシャリ玉食いまくりコーラガブ飲み。男長がやられててペースが上がらないのでジェル達を消費せずエイドの食べ物で十分でした。せこい話になるけど単価の高いジェルの消費を抑えられて良かったという…www
さぁ残り17km!ここからは後半の核心、瑪瑙山に入っていきます。しかし!!トレイルは田んぼと化し容赦なく脚をとってくる。とても走れずここは我慢の時間だ。しかもそこそこ長いorz
瑪瑙山の登り自体は…急だけどいつもの事だ。驚いたのはあれだけやられてた男長の登りのスピードだ。先行してるランナーをごぼう抜き!やはり登りは強い。個人的にはいつもに比べたら抑え気味の7割程度で引っ張ってたつもりだけど普通について来た。さすがであるw
しかし登りで抜いた以上のランナーに下りで抜かれてしまう。ゲレンデの下りなので一直線の急下降。一番キツいやつだ。これは僕でも走りたくない。思えばここが一番サイレントペーサーシステムの強度が高かったセクションかな。多分最大100mは離れてたw
ようやく下りきったところでロキソニンを飲むという。え?あれだけやられてたのに今まで飲んでなかったのかよ!?今更感が半端なかったが、ネイチャー志向の男長はドラッグに頼りたくないのだという。これで効いたらギャグだよなー笑えないよなーと思いながら相変わらずサイレントペーサーをしてると9Aの手前で
「マサ!行けるかも!」
って効いたのかよ!もっと早く飲めよ!!だって今からだと20時間切れるかどうかまで追い込まれてる訳ですからね?
「いやぁ、痛みに対して自分が♪1¥$€%°#…」
そういうのは練習でやってくれよ、本番でやっちゃいかんでしょ〜!まぁ効いて走れるならいいけどさ!でも本当に復活して良かった。
という事で様子を見ながら9Aまでの下りを進む。ふと後ろを見ると、ん?走れてるじゃん!これなら行けるかもしれない!
9A飯綱山登山口にて華麗なる復活を遂げた我がバディ男長。ここから俺たちのラストスパートが始まる。
そういえばこのエイド、水分しかないと思ったら全部あったw 塩パン&コンソメスープのコンボはマジでヤバかった!
メッセンジャーで9A通過の報告をして出発。ゴールまではほぼフラットな林道。僕ら林道峠走が嫌いではないのでおあつらえ向きのラストだ。復活した男長ならこれくらいのペースでどうだ?いや、まだ行けるか。なら…みたいな感じでやってたら最終的に5:30/kmを切るペースまで上がり実に僕達らしい展開w
まぁゴールまで50分で駆け抜け順位も50位くらい上げた。それくらい最後は気持ちよく終われた。オチとしてはゴールまで1時間以上はかかるよな〜と思ってたらしい仲間たちが早く来ちゃって誰もゴールに居てくれなかった事かw まぁそれも俺たちらしいって事で!
ヘイ!相棒!俺たちやってやったぜ!!諦めなくてヨカッタネ (涙)
結果は19時間41分でフィニッシュ。まぁ思い描いたタイムにはほど遠かったけど、あの状態まで追い込まれながら完走できて本当におめでとうだな。僕も引っ張った甲斐があったってものです。俺たちの夢はなんとか果たせたよな!!!
根津さん、オトちゃん、シュンさん、全員完走でチームマサシ有終の美を飾れました!それもこれもサポートに尽力してくれたカズキ君とヒロシ、途中であった友人、そしてボラの皆さん、全員のお陰です。信越が最高のレースだって言われるのがよーく分かりました。
僕もいつか出たいと思う日が来る…かな?まぁまずは来年ヒロシに走ってもらうかなwww
直帰しようと思ったけど妙高の宿までみんなを送って朝方5時!帰路に着いた。しかし眠すぎて割と近い小布施PAでしっかり3時間寝てからフラフラで帰りましたとさw 40前でこの睡眠時間での長距離運転は危険だで…
持つべきはマイメンですね〜でおしまい
by gyalic_18000
| 2018-09-18 20:50
| トレイルランニング
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