奥秩父 豆焼沢

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奥秩父の沢へ。








個人的に沢のお師匠と勝手に思っているタカタさんとの夏の恒例行事というヤツで奥秩父の豆焼沢に行ってきた。


当初は釜川右俣へ行くハズだったんだけど、予報では夜に雨降るし遡行中の天気もまぁまぁ悪そう。三ツ釜の大滝はかなり見たかったが天気がいい方がいいでしょw



朝、西武秩父駅でタカタさんと合流し、起点になる出会いの丘を目指す。その途中、荒川を見下ろすとなにやらかなり水が濁っているような…。


どうやら荒川が濁ってるようで二瀬ダム下流はかなりの水量だ。でも滝沢ダム下流は濁っていない。見た感じは増水もしてなさそう。


まぁ大丈夫でしょ!って事で沢装備を纏い出会いの丘からワサビ沢を下降し豆焼沢へ降り立つ。すると…




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普通に増水しとるやんけ!


僕はここ初めてなので平水時を知らない。でもタカタさん曰く、これは4…いや、5割増し位だそう。確かに沢は轟々と唸っている。


実は奥秩父に行こうってなった時に、最初は豆焼沢ではなく滝川本流〜古礼沢がやりたかった。でも支流の豆焼沢でこの水量なら本流の滝川は…想像に容易いDeath!!




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あまりに滝が多過ぎてもはや覚えていないが、水流左から快適に登れた。そしてこの滝の上が凄まじい事になっていて落ちたらそのまま滝へ…。渡渉が本当に怖かった。いつもは竿出しながら歩けるくらいだそうですw




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右からトーバク沢が入ってくるとホチの滝。増水のせいか凄い迫力だ。これは右岸から高巻きで越える。




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前方に前半の核心が見えてきた。このゴルジュ、明らかにヤバそうな匂いがプンプンしている…




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普通なら右?から取り付いてトラロープで登れるらしいが恐ろしくて無理だ。水流左がホールドあるし登れそうだが、張り付くには爆流の上を沢ランジしなければならない…


流されてもすぐ下で止まるだろうし行けば行けたかもしれないがリスキー。かなり恐ろしいのでこれはやめましょうと…。安全圏に戻るトラバースですら落ちられない怖さで震えた。何回か沢に入った中で初めて登攀の怖さではなく、水量でビビった瞬間でした…


右岸から巻こうと試みるも脆い垂壁に阻まれて通過出来ず。ロープ出せば済む話なんだけど事情あってそれも無理。なまじ登攀力のある2人だからこその判断ミスでした…。



ここが越えられない以上、戻るしかない。でも左岸の急斜面を登れば作業道に出てトオノ滝に行けそうだ。(実際は左岸をちょっと登って巻き道があったみたいです。見つけられなかった…)そうすれば遡行は続けられる。それならと登り始めるが…




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着いたのは何故か某トンネルの上w


目当ての作業道は翌日分かった事だがもっと上でした。岩壁に阻まれて先に進めなかったんですよね。仕方なくワイヤーネットを下降した訳ですが色んな意味で緊張させられた。もちろんトンネルの上に落下物がくるようなライン取りはしてませんけど、やむを得なかったとはいえ気を付けたいと思う。




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国道に戻ってきた。情けない事に敗退してしまったので出会いの丘で作戦会議。今から作業道を通ってトオノ滝から再入渓するか、今日は遡行をやめて楽しい焚き火宴会にシフトするか。

再入渓してもあの水量だ、上でもまた行き詰ることは必至。時間もかかって目当てのテン場に着く前に沢の中で日没…いや、無いな。そもそも色々あってすでにお腹いっぱいwww




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って事で楽しい楽しい焚き火宴会に決定ですねw


一度街まで降りて買い出したあと、半パンに足袋という斬新スタイルw で会場へww




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Vargoの火吹き棒最高!でも着火剤?的なヤツは乾いた燃えやすいチップとかでないと燃えないなorz




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僕は渓泊でしか焚き火はしないけどたまにやるとやっぱりいいもんです。火吹き棒があるとなお良しw




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15時過ぎから始まった宴会も途中寝たり起きたりを繰り返し、最終的にビビィに潜ったのは深夜2時!とりあえず今回の教訓は

「水辺で記憶飛ばすとマジ危険」

ですかね。楽しかったのでまぁいいかw




翌日。


6時起床。横の豆焼沢を見ると明らかに昨日より水量が減っていた。今日は行ける!って事で出会いの丘に戻り再び沢装備へ換装。下部はもういいので途中入渓するために作業道に入る。作業道はヘリポートの右側、へしゃくれたフェンスの脇ですw




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朝、吐きに行ったくらいの二日酔い野郎にはこの長い作業道は堪える。とにかくトーバク沢を越えるまでが長く登らされてキツかったな〜




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なんかよく分からなくなったので、この沢を下って豆焼沢に降りた。水量はやっぱり減っていてホッとしたのは言うまでもないなw




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すぐに2段トオノ滝。




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下段は水流左から、上段は左右どちらでも。僕は右、タカタさんは左…だったと思う。フリーで問題無し!




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次から次へと滝が出てきておもしろい!しかも登れる滝も多いときたら人気の沢なのも頷ける。まぁ進めば進むほど昨日突っ込んでたらヤバかったな!って場所がいくつもあったけど 汗




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一際デカい滝が。最初、大滝かと思ったけど違った。遡行図持ってないから分からないけど、多分10m強の高さだろう。立派な滝でした。直登も出来そうだけどロープ出せないしセオリー通りちょっと戻ったルンゼから。




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そして豆焼沢大滝へ。3段?50mの大滝はこの沢の主たる風貌だ。登れるらしいけど僕のスキルじゃ無理だな。頑張れば1段目は越えられると思うけど。




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右岸からの大高巻き(踏み跡バッチリ)で落ち口へ。はるか下にさっきまで休憩してたとこが見える。高ぇ〜!




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ここで2人組みの先行者をパス。相変わらずフリーで登れる滝ばかりだけど、ボルダー6〜7級のムーブが続くイメージなので慣れてない人は確保が必要だろう。




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この滝は登れなかった。下段はシャワーで行けても上段はかなり厳しそうだ。左岸から巻いた。




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スプラッシュ!!いい感じのヒョングリだった。




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歩けるナメがいくつか出てくると…




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有名な両門の滝へ!いや〜見事だ!これは一見の価値ある。さっきの大滝よりもこっちの方が好きだなぁ。しかも…




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増水にも耐えられる極上のテン場が隣接!ここはタカタのテン場百選にも入ってるそうですw


本来はここまで来て泊まるはずだったんだけど無理でしたね。多分つかなかったと思う。いつかここにも泊まりたいものだが、また来る事あんのかな?




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両門の滝は右の滝に入ります。一応50mの滝だけど水流右を階段のように登っていける。でも高いの苦手な人は確保した方がいいな。

ここから水が急激に冷たくなって標高が上がってきたせいかあまり水に入りたくなくなってきたorz




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ナメが終わるとガレた沢とミニゴルジュが交互に出てきてなかなかキツい。と言うかマジで水が冷たくて滝の登攀がもはや億劫だ…




例によって6〜7級程度のムーブを次々にこなし上を見上げるとようやく雁坂小屋の取水施設が見えてきた!そして登山道に出て遡行終了〜。

なんと出会いの丘から3時間程で遡行してきたみたい。僕は初めてなのでよく分からないがタカタさん曰く、かなり早いらしい。まぁ早めの行動はいい事だよねって事にしておこう。




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トレイル脇で沢装備を解いて雁坂小屋へ。

冷えたコーラを飲みながら小屋番さんと話をしていると、どうやら金曜の夜にかなりの雨が降ったらしくあの増水も頷ける。もう少しで奥秩父も秋だよって言っていた。また静かな奥秩父を歩きに来たいな〜w




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帰りは黒岩尾根で。初めて歩いたけど豆焼橋まで8.2kmもあるのか!走った方が楽だな、こういったトレイルは。言える事はめちゃくちゃ長い!って事だけだw




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2時間ちょっとで国道へ。合計6時間半くらいだったが、こうして見ると結構な長丁場だったな〜と思う。疲れたからだに道の駅大滝で風呂&飯をいただいて解散しましたとさ。



増水は怖かったけど、来年はそれをなんとかするスキルとメンタルを手に入れて幅を広げたいなーと思う。自分の持つ登攀力をもう少し活かせる沢にも入ってみたいしね。


って事で来シーズンは師匠に完全弟子入りする事をここに宣言します!!w




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おしまい

















by gyalic_18000 | 2018-08-27 23:09 | 沢登り | Comments(0)

軽めの道具で山を歩いたり走ったりする男のブログ


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