フラッフラで穂高縦走

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穂高の核心部、歩いてきた!










行こう行こうと思って行けてなかった穂高の縦走トレイル。今回ようやく機会が巡ってきたので行ってきた。国内最難の一般ルートだとかクソ怖いとか色々言われてるルートだけど実際はどうなんだろ?果たして今まで登った岩稜よりも恐ろしいのかどうか。期待と不安入り混じる〜w




スタートを上高地か新穂高にしようか迷ったけど、トータルの料金の安さとスタート時間の融通が利く新穂高にした。多少遠くなるがそこはまぁw

今回は新穂高→槍平小屋→南岳→北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘(泊)→奥穂高岳→ジャンダルム→西穂高岳→ロープウェイで下山ってルートにした。槍ヶ岳から大喰岳〜南岳のトレイルは特に魅力を感じなかったのでパス。槍平小屋から直接南岳に登り上げる南岳新道が気になるところ(ヤバそうで)だが、穂高山荘のテン場の事を考えるとチンタラもしてられないな。



19時には家を出て23時過ぎに新穂高に到着。この時間なら深山荘のPに停められるだろうと行ってみるも満車…。この時間、しかも三連休の翌週だというのに。恐ろしや〜。




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大人しく鍋平まで行ってこちらは平和に停められたのでビール1本で仮眠。3時には歩き出したいので2時半にアラームをセット…したのはいいが、いざ起きると恐ろしく眠くて全然動く気にならない。結局ダラダラ二度寝、三度寝と繰り返していたら4時過ぎになってしまった…!この眠さ、不安だ!




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ロープウェイ駅まで降りてきたのは5時前だ。いかんな〜遅すぎた!登山届はコンパスで提出済みなので登山センターをスルーして槍平小屋へ向かう。このセクションは登り基調なものの飛ばせるので出来るだけ巻いていく。




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うわ〜これが噂の滝谷避難小屋かぁ。確かに恐ろしげな雰囲気を放ってた。クワバラクワバラw




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槍平小屋に到着。CTの5割切りでいいペースだ。しかしここまでのトレイルは谷底なので涼しくて気持ち良かった。ハイカーも少ないし快適そのもの。でももうしばらくは歩かなくてもいいかなw




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ここから南岳新道が始まるのでハワイアンパンチを投入。これ、個人的にコーラを超えたな〜!先週マサシさんにもらったストックが終わったから誰かアメリカ行った人に買ってきてもらおうw



でだ、この南岳新道は思ってた通りめちゃクソキツい。下部はガレた沢を渡ると一気に樹林帯の急登になり終わりも見えず。しかもハシゴは朽ちかけていて荒れているし。誰も歩いていないので気も紛れずひたすら登るしかない…



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森林限界を超えるとようやく穂高の稜線、黒部源流域の山が見えてきて一息つける。いや〜ここはマジでキツいな!




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何故か救急箱もw




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言うてもここからもまだまだ登らなければならない。高度を上げたことにより日も差してきて暑くなってきた…




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ガレてくると穂高の稜線は近い。




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ようやく南岳小屋に着いた!標高差およそ1000m!!ここもCTに対して約5割で登ってきた。南岳小屋に着くのが11時回ってたら大人しくここに泊まって明日がんばろうと思っていたけど、まだ9時半過ぎ。これなら穂高岳山荘まで行けるでしょう。

小屋で買ったCCレモンを一気に飲み干して北穂高岳へ向かいます。ここからは、かの有名な大キレットを通るルートだ。楽しみだな〜。




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北穂高岳を正面に眺めつつガレたトレイルを下っていく。何故か韓国人が多く、やたらハングルが飛び交っていたw




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この辺が大キレット?あまりキレット感は感じないが…




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気付いたら長谷川ピーク。どうやら大キレットは終わってしまったらしい。拍子抜けだ。




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A沢のコルから北穂高岳へ登り返す。ひたすら岩岩岩…って感じだが特に難しくない。高度感もまぁまぁかな〜。ただ、この登り返しから脚は動かなくなるし、すぐに息は切れるし、立ちくらみはするし身体に異変が…




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長谷川ピークもここから見るとカッコいいな。よく見ると人張り付いてますね。楽しい下りだったw




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楽しい岩セクションのはずが体調不良でペース上がらず…




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フラフラで北穂高小屋に着いた。稼いだ時間貯金はどんどん無くなり12時を回っていた。とりあえずペプシを1本飲むも食べ物を受け付けなくてマジでキツい。

穂高山荘にはなんとか14時には着きたかった。でもこの状態だとここに泊まってもいいんじゃないか?と俺の中のクソ野郎が囁いてきたが、ここは鼓舞して先に進むことにした。何故そんなに穂高岳山荘に拘るかって?それは翌日早く家に帰りたいからですよ!www




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まずは北穂高岳へ。




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前穂高と奥穂高が見える。距離的にはそうでもないけど手前に涸沢岳って厄介なピークが立ちはだかってるんですね〜。今の状態だとマジでクソピークとしか思えないorz




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トレイルは相変わらず岩岩している。しかもまた最低コルまで下らされて登り返しって…もはやふざけた拷問ですよ!




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涸沢カールが素晴らしい。ん?よく見ると…




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涸沢ヒュッテとテント見える。思っていたよりもテント少ないな。実は上高地から来た場合、涸沢ヒュッテに張って翌日ザイテングラート登って西穂へ…ってルートも検討していた。でも涸沢でソロはつまらなそうだしな…。おでんと生ビールのセットは捨てがたかったけどw




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遠く眼下に槍平小屋が見える。ずいぶん歩いてきたな。南岳新道のエグい角度の尾根も見えたw




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そうこうしてるとめちゃめちゃガスってきた。いつもならオイオイ!って思うところだけど、日差しが無くなるならなんでもいいわ…




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そしてついに本日の目的地、穂高岳山荘をロックオン!!




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14時前、なんとか辿り着けた…。正直もう限界だった。食べれないことによるハンガーノックの症状も出てたんだろう。これで今日はもう歩かなくていいと思うとホッとした…




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いつもならテントの受付と共にビール買って設営前にプシュッ!…ってのが山でのルーティンなんだけど、まったく飲む気にならずクフを設営して荷物を整理するのも億劫になりマット広げて横になった。

もう間違いないな。これ高山病だ。多分、睡眠不足と一気に高度を上げたことによってなってしまったんだろう。気持ち悪いし若干、頭も痛いし。とりあえず昼寝するしかないなw 高山病なんて10年くらい前に富士山でなった以来だ。こんなにキツかったっけ??




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17時くらいまでウトウトしていた。いつのまにかテン場はいっぱいになっていて、ヘリポートでも張ってる人がいた。こういうの後から来た得って言うんだよな〜orz

吐き気と頭痛は治まってきたのでせっかくだしビール1本買いに小屋へ。この多少の上り下りが脚にくるくらいやられてるw

隣のテントの方が愛知の方だったんだけど、群馬によく来るらしく妙に話があって一緒に飲んだ。最近、こういう所謂ULハイカーじゃない人と話す機会が無かったのでとても楽しい時間だった。




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なんとか夕飯を食べ(今回は麺ものにして本当に良かった)沈む夕陽を眺めに。




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ため息が出るくらいの雲の迫力…。小屋泊の若そうな男子がめちゃくちゃ感動しててセリフの言い回しが面白かったのはここだけの話w



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反対側もピンク色に染まっていった…




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ヘリポートは大盛況でしたw



20時過ぎにミニモキルトに潜り込んだ。寝る前にかなり気温が下がったので寒いかな?と思ったがエマージェンシービビィを使うまでもない気温でした。





翌日。



朝は3時起床。たっぷり寝たおかげか高山病?は?なにそれ??な感じで完全回復!テントが砂まみれになっていたので泥結露を心配してたけど結露無しで安心した。そう、風が強くて色々なものが砂まみれ!最悪ですorz




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外に出ると完璧な星空だったので恒例のヤツw 綺麗な星空でした。ってかもう奥穂に向かってる人いるのか…気合いハンパないなw



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リフィルと豚汁におにぎりぶっ込み飯でササッと朝食を済ませて4時半に穂高山荘を出発。奥穂へのトレイルに入ってみると昨日とは打って変わって最高の調子良さ!脚は動くし何より息が切れない。やはり睡眠は重要だw




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あっという間に奥穂高岳へ。普通に歩いてきたが、3000m超えたのって2年前のお盆以来なんだよな〜




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槍に笠に前穂に朝から忙しいですw




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そして目の前にはあの有名なジャンダルムが!山頂にいた人に

「初めて?大丈夫?あまりオススメできないな〜」

って言う人がいて、多分初めてなら誰か慣れた人と一緒に行きなさい!ってことが言いたかったんだと思うけど、個人的には奥穂〜西穂を歩く人って何かしかの自信をもって経験を積んでる人しか行かないと思うから善意だとしてもわざわざ言わなくてもな〜って思ってしまう。事故も多いしそれだけ危険ってことなんだと思うけど。

まぁ僕は今までの経験上、絶対に行けると思って来てるのでなにを言われようが突っ込むんだけどねw



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平和な上高地を眼下に見つつ…





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行きますか!!




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まずこのルートはマーキングはあるものの、浮石との兼ね合いで自分でルーファイした方がいいと思う。高度感もあるし傾斜も立っているところが多かった。浮石踏んで滑落、浮石を掴んで滑落…なんて事にならないように岩稜の状態を的確に判断する事が必要だろう。


偉そうなこと書いてるけど本音ぶっちゃけると面白くて仕方なかった。恐怖心なんてものは一切なく、ニヤニヤしながら歩いてたw




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そしてついにジャンダルム本峰へ!僕はなんの疑問もなく正面を直登したけど、本来は南側から巻いて登るみたい。でも敢えての直登が気持ちいいですよ!一瞬、体が右側の絶壁に投げ出されるとこなんて最高だwww




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ついに来た、ジャンダルム!




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ジャンダルムの天使は立っていると思いきやひしゃげて倒れてたので手持ちで撮影w





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驚くほどあっけなく終わってしまった。まぁこんなもんでしょう。それでも超有名なここに来れたので嬉しかった!何人かのハイカーと写真撮りあって先に進みます。



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この角度から見るとジャンダルム、ショボいなw




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ここからは天狗岩、間ノ岳と超えていきます。まぁまだまだアップダウンの連続ですよ…。




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相変わらず浮石は多いけどこれといって難しいところはなく…




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西穂高岳へ!一気に人が増えてストレスフル!!




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前後の景色がヤバいですね〜。時間も8時過ぎw この日奥穂高岳から西穂高岳を目指したハイカーの中ではトップで抜けたようです。


もうここまで来れば惰性ですね。ヘルメット脱いでさっさと降りてしまいましょう!




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岳沢を左に見つつ独標を通過。依然人多し!




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丸山の辺りは雰囲気が良かった。




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西穂山荘に到着〜!昨日よりも日差しが強くて暑い!そんな時は…




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スジャータのバニラだ!西穂山荘分かってらっしゃるwww


ノンアル飲んで30分位はいたかな?あとは西穂ロープウェイに乗って下山、鍋平に着いたのは10時半くらい。我ながら素晴らしいスピードだw



帰りも特に寄るところないし風呂も入らず飯もコンビニ、家に着いたのは15時半w おかげで砂まみれになったギア達を利根川で洗う事が出来た!




さて、北アルプス屈指の難ルートを歩いた訳ですが、正直我がグンマーにある西上州の岩峰の方が全然怖いです。こうなんて言うか、タマヒュンするような場所は1つもなかった。妙義に行ったらそこら中でゾクゾクしますからね。

その代わりルートのキツさで言えば今までのTOP5に入った。高山病も含めてかなりキツかった。2日目も後半のアップダウンは結構ヤバかったし。


まぁ盆休みのぐるり黒部源流ハイクの足馴らしにはなったかなーとw それに今回はDeepers wear の Fastpassで歩いたので日焼けも無く。このパンツ、この盛夏の縦走でノーストレスなんだからすごい。もう1本買っちゃうな〜




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おしまい






















































by gyalic_18000 | 2018-07-24 20:03 | 北アルプス | Comments(0)

軽めの道具で山を歩いたり走ったりする男のブログ


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