男長、デスマウンテンへの挑戦〜の巻

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彼もついに挑戦する事になってしまった…w







去年、僕が表妙義を縦走したのはちょうど1年前か。デスマウンテンなんて仰々しいネーミングだけど実際に死亡事故も多いしな。あの時は下肢不良で来れなかったけど今度は男長の番です。もう逃げられません。やってもらいましょうw



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というわけで、朝一で高崎に来てもらい8時過ぎにスタート。話を聞くとかなりネットで調べてきたらしく、軽くナーバスになっている。わかる、わかるぞ、その気持ち。かく言う自分も去年は相当ナーバスクソ野郎だったし。やはり妙に構えてしまうルートなんだよな〜



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トレイルに入る前に妙義神社で強めの安全祈願を。拝む角度に決意が滲み出ているwww



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まずは大の字へ。ここで腰が引けるようならこの先は進む資格無し!絶対にやめた方がいい。死にに行くようなもの。



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そしてこのペンキで書いてある如何にもなのを過ぎると早速出てくるのは…



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ルンゼ内4連30mの鎖場。個人的にはこの鎖は表妙義縦走の中でもTOP3に入る難易度かな〜と。初っ端だからというのもあるけど結構立っているので腕力に頼りがち。

もう2回目なので落ち着いて突破して後続の男長を鼓舞。まぁ2人で西上州の岩峰行きまくってるし大した心配はしていないけどw



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続いて7m外傾。ここは大した事ない。それよりもここから見晴までの落ち葉の積もった痩せ尾根の急登の方が嫌らしいです。



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見晴より。名前の通りかなりの眺めの良さ。去年も書いたけど、こんな濃い内容の山なのに地元の低山なので生活音が普通に聞こえてくる。呑気なもんだよ…w



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すぐ現れる極狭チムニー。去年は抜けたけどよく見たら途中で上に抜けられた。男長にはしっかり抜けてもらいましたw 下地が砂で滑って意外と怖い。



そう、怖いということはビビるという事。この先に待ち構えるはその名もビビリ岩。文字通りめちゃビビった記憶がある。個人的に全ルート中、最も怖いのは鷹戻しじゃなくてビビリ岩だと思う。今回もこの鎖場だけは本気で怖かった。あ〜恐ろしいorz



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あの向こう側はスパッと切れ落ちている。この状態で岩の裏に回り込んで…


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鎖で右上していく。あまり伝わらないけどここがホント怖い。男長待ってる時もミシン踏んでいたw


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技術よりもメンタルだな。でも今回怖かったのはここだけ。もちろん男長も完全に真顔w



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とりあえず安堵!!



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左側がスッパリ100mはあろう切れ落ちた背ビレ岩もさっきのに比べれば…。



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10m×2本と滑り台状30mで50m降る。西側に向かって降りるのは高度感もないし余裕。レンジャーみたいにトーンと降りればいいのに男長はここが凄く怖かったらしく、腕に力が入っていた。緊張感が伝わってきておもしろかったなw



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しばらく平和なトレイルを歩き相馬岳へ。やっぱり飛ばせない分、距離に対して時間が掛かるな、このルートは。



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茨尾根の下りは相変わらずザレてて嫌らしい。ここは落石の危険もあるし感覚を開けて歩いた。



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そう、表妙義は鎖場が危険というイメージがあるけど、そうじゃないところも危険なセクションはいくらでもある。写真の場所は左側が切れ落ちていて落ち葉、砂の急登で鎖も無い。滑ったら即アウトという痺れるところ。木の根を使ってボルダームーブよろしく、慎重に登っていく。



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そしていよいよ…。男長の緊張もピークに達しようとしているw



僕としては2回目の鷹戻し。普通、表妙義縦走の最大の核心はこの鷹戻しだ。当然事故も多く、どの関連資料、関連記事を見ても威圧的で恐ろしい事が書いてある。この日も1人のハイカーが取付きで躊躇したのか戻っていった。

でもこれを越えねばやりきった事にはならない。緊張MAXの男長を尻目に僕がトップで突っ込む。まぁ、正直ここは特に怖くないんですけど。ビビリ岩の方が全然怖いw



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まずはハシゴから。



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そして強傾斜の鎖が数連で。

個人的に鎖場では片手で鎖、もう片方の手は岩のホールドを使って登っていくのがいいと思うが、クライミング経験のないハイカーは両手で鎖を使って登ると思うので、鷹戻しの様な長くて傾斜のきつい場合だとパンプしてしまうだろう。高度感にビビって腕を曲げっぱなしにしてれば尚更だ。事故はこういう所から起きるんだろうな。


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このアングル、人が入ると映えるな〜。ガイドブックとかでよく目にするアレですよ。当の本人はここ最近見た事ない真剣な表情で一歩ずつ進んでいた。これぞ本当の真顔だwww



無事に鷹戻しを通過した男長はかなり興奮していた。ついにやったぞー!的な感じで。そういえば僕も去年は鷹戻しの頭に着いた時は1人奇声を上げてたっけw



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でもまだ終わりじゃあない。続いて鷹戻しを通過した安堵感からか油断して事故の多いらしいルンゼ内二段25mへ。降り口がちょっと嫌らしいので気を付けたいところ。


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傾斜が緩そうに見えるけどほぼ垂直です。上段はチムニー状になっているので岩場に慣れていないとスタンスを拾うのに苦労しそう。



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結構な痩せ岩稜を鎖でやり過ごしつつ、しばらく行けば東岳。僕ら軽装なので写真のおっちゃんに中間道からショートルートで周ってると思われたw そりゃそうかww

でも、このおっちゃん意外のここにいたハイカーはそれなりの重装備だった。まぁ色々と思うところはあるだろうが、こういう岩の殿堂的な山は出来る限り軽量化を図った方がいいと思う。重い荷物が悪影響を及ぼして滑落した〜とか洒落にならんでしょ。だから僕の最適解はランベスト。藪岩魂に出てるバリエーションに入らないならこれで十分。もちろん自分の能力を考えての最低限の装備なので誰にでも合っているわけではないが、西上州のバリエーション以外の山へ行った時、ランベストでいい事は多々あれど悪かった事は一度もございません。



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東岳から三段30mで急降下。この辺りもまったく油断出来ない。



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本日最後のピーク中ノ岳。奥秩父主脈まで連なる西上州の山々はやはり格別。締めの眺めとしては最高でしょう!



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中ノ岳から二段15mとロープのトラバースで



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西岳とのコルへ。ここから先はバリエーションなので今日はここまで。無事に縦走を終えてコーラが美味いぜw



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もう痺れるところはない。第四石門で記念撮影だww



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天狗の評定より。時間的には14時前だったけど誰もいない。無事に縦走を終えられたので暫く余韻に浸っていった。



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帰りは妙義神社まで中間道を走る。縦走中は岩場ばかりで距離に対して時間が掛かったので登りも休まず一気に駆け抜けた。途中は…まぁ自己責任でw



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妙義神社に戻ってきました。約6時間のスリルあふれるマウンテントリップw 頭のネジがぶっ飛んでる人は鎖なんか使わずにスクランブリングで行けてしまうんだろう。僕らには到底無理。メンタルが持たんw



無事に行って来れた事に感謝を評し、再び参拝。もみじの湯で露天風呂から今日歩いた岩稜を見上げ感慨にふけったとさw



男長の懸案事項、表妙義縦走を遂に成し遂げることが出来た。アテンドして良かった。これで2017年、気持ち良く終われるでしょwww



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5963!!おしまい














by gyalic_18000 | 2017-12-12 17:40 | 群馬の山 | Comments(0)

軽めの道具で山を歩いたり走ったりする男のブログ


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