奥秩父

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HMG担いで奥秩父へ。







OMMが終わると何故か無性に奥秩父に行きたくなります。紅葉が終わり落葉した森は冬を待つばかり。そんな山はハイカーの混雑とは無縁。この寂しい感じの時期の奥秩父は個人的にすごく好きでどっぷりと山に浸れる気がする。


去年は二瀬尾根から将鑑小屋をピストンって結構アホな事をしたので、今年は個人的にものすごく気になっていたエリアに行くことにした。西上州の上武県境稜線に行くと奥秩父主脈稜線の前衛的に見える稜線で白泰山がそこそこ知られているところかと。


栃尾から入って白泰山を越え四里観音避難小屋に一泊。あ、僕は意地でも幕張って寝たいストイックなタイプでは無いので小屋は積極利用する派です。だって楽じゃないですかw

翌日は超早く出発して十文字峠を経由し、奥秩父主脈へ出て雁坂峠まで行き川又へ下山…が第1希望だけど股ノ沢歩道も歩きたいのでそっちでもいいかなーと。



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初日はまぁまぁな行程なのでそんなに急がず、川又BSに着いたのは8時前。ここに車を停めるのはセーフなのか?ネットで3日間停めて大丈夫だったって見たので敢えて停めてみる。結果OKでした。本当のところは分からないけど 汗



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栃尾集落から雁坂嶺。こういう日本の原風景は素晴らしいな。いつまでも残って欲しいと思う。



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1人だし定番のカーブミラー自撮りなんぞやってみる。ちなみにツルギジャケットの下に着てきたのはibexのフーディ。しかもグリーン。有りかなーと思って合わせたら見事にグリーン×グリーンで恥ずかしかったのは言うまでもない。まぁこの組合わせはもう無いかなwww





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ここが登山口。今回はほぼ人には会わないだろう、いや、誰一人として会わないのでは?と思っているので…



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早々にこのポジション!相変わらず爆音で鳴ってくれるw



途中にあった両面神社で今回のハイクの安全祈願をしていく。ここにあるのは狛犬ではなくて狛狼!



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カッコいいなぁ。とてもいい顔してる!



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しばらく歩くと一度林道に出て今度こそ本当の登山口。ここからは急登じゃなくてユルい登りがダラダラと続く。延々と…



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途中の伐採地から和名倉山。デカイなー!川又BS真下の吊橋から行けるヒルメシ尾根が気になるところ。



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こんな感じが続くのでCTも思った以上に巻けない。それなりのスピードで歩いていたのにも関わらず!だ。これ、普通のハイカーならかなり厳しいんじゃないかな?距離も相当長いし。



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それとこのルート、展望がほとんど無いって分かっていたけれど本当に何も見えない。いや、この時期は落葉してるので樹間から奥秩父や両神から延びる上武県境稜線が見えるからまだマシですけどね。渋い山だ、まったくw



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川又BSから3時間くらいで白泰山避難小屋まで来た。んーやっぱりあまり巻けていない。ちなみに白泰山のピークはスルーしました。景色いいなら行くけど樹林帯らしいし。



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この小屋の前はのぞき岩というこのルート唯一の好展望地。ここで休憩しようと思っていたのでここまで塩熱サプリしか舐めてませんw



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奥秩父主脈が目の前!こんな間近で眺められるのもこのルートを歩いた人の特権。明日は写真の右端から左端まで…行けるのか?というより行く気になるのか?w


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これから歩く稜線。まだまだ先は長い。ここで半分ちょっとくらいなので。奥の方に雪を被った八ヶ岳も見える。


それにしても雰囲気のいい場所だ。人工物が近くにないので車の音やバイクの音も聞こえない。風も吹いてなくて穏やか、静寂とはこの事だ。こんな気持ちいい場所で我慢してきたオニギリとカステラを食べる。最&高!!この小屋の近くに水場があればなー、ここに泊まっても良いんだけどなw



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白泰山避難小屋を過ぎると段々と奥秩父の森っぽくなってくる。マイナーなんだろうけど実線ルートなので迷いはしないかなーと。いくつかあるピークはすべて巻いてトレイルが付いているので楽…なのかな?長いんだよ、とにかく長い!



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なに?鍾乳洞入口だって!?


この標識の上の方にライムストーンっぽい岩壁が見える。あそこかなー?と思ったので斜面を無理矢理這い上がると…


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穴だ!周りをよく見ると3箇所くらい岩壁に穴が開いている。一つ一つ見てみたけど、


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こんな感じになってました。意外とショボい…w 奥に続いてそうだけど入る訳がない。入口だけ確認して退散しときました。どうしてもこういうのは見ると気になってしまうんだよな〜。30分くらい油売ってたという…w



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途中、和名倉山のデカさに惚れ惚れしつつ…



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三里観音。小屋まではもう一踏ん張りで…



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着きましたw

今日の目的地の四里観音避難小屋。到着したのは14時過ぎくらい。ちょうど6時間かな。鍾乳洞で遊んでたのを差し引けばまぁまぁw



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トイレもある!!



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水場もある!!ちょっと急斜面を降りるので嫌な感じだけど。



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表札も立派だ!!



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中はとても綺麗。感動的なほどに綺麗だ。そしてもちろん誰もいない。というよりこんなところにこの時期に来る物好きいないでしょw

今日は貸切かー、避難小屋に一人はちょっと怖いけどまぁいいか。この小屋は土間に薪ストーブが置いてあるし、外には薪が積んである。ご丁寧にノコギリまで置いてあるので一杯飲んだら自分用の薪を確保しに出て、夜は音楽聴いて酒飲みながら火でも弄ってようか。いやぁいいな〜ここに来て良かった!

…ってこの時は胸踊っていた。



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そんなソロナイトのために色々と担ぎ上げた訳です。野営装備を持ってきてないのに、ザックがやたらと重かったのはこのせいw しかもHoudiniのPower Houdi なんか持ってきてしまったしww



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さつま揚げをミニロースターで焼いてビールのお供に。ここまであまり食べてなくて腹が減っていたからクッソ美味い!長距離をダラダラと歩いてきたのでビールはもっとクッッソ美味い!!



でだ。1本飲んだあたりだったか。小屋内の温度がマイナス3度を指していて寒かったので、そろそろストーブに火を入れようかと思った時、ふと外を見たら人が降りてくるじゃないか。

マジか、この時期にここに来る人がいるのか〜でもソロで小屋泊は心細かったのも事実だし一緒に飲めばそれもまた楽しいよな!なんて考えていたら…

次から次に人が入ってくる。なんと5人も…!どうやらどこかの会のグループのようで完全に俺のタイムスケジュールが狂わされた。向こうもまさか先客がいるなんて思わなかっただろうけど。それにしても5人って…なんてツイてないんだよ!ネットで調べたらほとんどの人が貸切って言っていたのに!

こうなると当然そのグループが小屋の実権を握ることになり、薪ストーブは支配されるし、もういいやと思いつつもそのグループが薪を切りに行ったら同じ空間にいる以上、手伝わないわけにはいかないし…



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結構がんばって太いの切りましたよ、えぇw



ストーブの側でどうですか?なんて言われたって、社交的じゃないんだから5人の話題になんてすんなり入っていける訳ないだろう?かと言ってイヤホンすれば話しかけられた時に対応出来ないし、寝るには早いし。ストーブの熱が届かない部屋の隅で男長から勧められた

「人を襲うクマ」

って本をひたすら読み続けるしかなかった…。



20時くらいには寝たかったけど、グループはずっと話し続けてるし、ただでさえ山で眠れない自分が眠れる訳ない。静かにしてくれませんか?なんてあの状況では言える訳もない。挙句、朝は目が覚めたら起きようなんて言ってるし、4時起きでガサガサするのも気が引ける。もはやグループにすべて合わせるしかなく、奥秩父主脈に出るのも諦めた。股ノ沢歩道で降りるなら早起きする必要もないだろうって。



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寝る前にだけ少しストーブに当たらせてもらってヌクヌクのままシュラフに潜った…。確か22時近かったような。



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歯磨きしに外に出たら空は綺麗でしたよ。こんな事ならシェルター担げば良かった。そっちの方が全然マシだった。まぁ散々文句言っても小屋は僕の物じゃないですからね、仕方ないんだけども…タイミングが…。ほんと参った!



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こうなったら意地でも他人のいないこの小屋で1泊したくなった。バリエーションの情報も聞いたしまた来るしかないねw



翌日。


周りが起きた6時過ぎにこちらも起きた。最悪だったのは隣に寝てたオッさんのイビキが爆音だった事だ。耳栓しても無理なレベルでちょこちょこ起こされた。これには本当に申し訳ないが怒りを覚えたわ…



最後までやられたなーと思いつつ、流れ作業の如くスープ→飯→コーヒー→歯磨きと済ませさっさとパッキング。7時半前に小屋を後にした。



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四里観音に今日の無事を祈り、十文字峠への分岐を川又方面へ。ここから股ノ沢歩道の始まりだ。



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朝一の苔の森は美しい。踏み跡はちょっと薄くなったけど、テープあるし迷うようなところはない。多分w



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途中の崩落地から破風山が見える。めちゃくちゃ天気いいし風も無いしあっちに行っていたら最高だったろうなーなんて思ったりもするけど、実際この時間に出発していたら明るいうちに戻ってくるのは難しそうorz



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似たような景色にウンザリした頃に真ノ沢吊橋まで降りてきた。結構緊張するトラバースあったりと決して簡単なルートでは無いなって印象でした。

おまけに真新しい熊の足跡を見つけてしまい心中穏やかじゃなかった。しかも沢のそばだったので鈴も音楽も沢の音にかき消され聞こえないし。昨日読んだ「人を襲うクマ」のせいで過剰にビビってたのも事実w



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ようやく柳避難小屋。でも距離的にはまだ3分の1程度。昨日に引き続き長〜いトレイルですよ。

それにしても昨日の二軒の小屋といい、この小屋といい、この山域の避難小屋は綺麗で充実してますね。管理が行き届いてるしストーブあるし頭が下がるな。



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柳避難小屋からも緊張する箇所が多々出てくる。というより落ちれない高さのトラバース道に落ち葉が積もっていてこれが良く滑るんだよな。神経すり減らしながら歩いていくw



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気付けば後方に三宝山、甲武信ヶ岳。遠いし遥かな高さ。



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昨日歩いた白泰山や赤沢山あたりもようやく見えた。随分と歩いてきたw



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赤沢吊橋まで来てようやく嫌〜なトラバース道から解放された。ここからはほとんど遊歩道のようなものです。



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入川渓谷でシャッタースピード遅くして水流を撮ってみたり…



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昔の森林軌道の残骸に特に何も思わなかったりで…



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出口に立入禁止表示!いや、向こうから歩いて来ていきなり立入禁止とか言われてもね。崩落地ってどこの事言ってたんだろう。確かに危ねーな、ってところはあったけど。



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ダラダラと長い林道はチャチャっと走ってR140号まで出てきた。車が置いてある川又BSはすぐそこです。

歩行距離30km強。今回も無事に戻ってこれた。途中で会ったのは鹿1匹、リス1匹と


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この方だけでしたw まさにS2W8ですね。



小屋での事は正直興醒めだったけど、歩いてる時は本当に静かだったし、思った通りの山深さで最高でした。次こっちに来るなら真ノ沢歩道で甲武信ヶ岳を目指したいな。入口からして魅力的w



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帰りは滝沢ダムに寄った。何度も通ってるけど寄ったの始めて。今回歩いてダム湖の奥に見えるのが白泰山の稜線だってようやく理解出来た。長いことあの山何かな?って思っていたので。

そしてこの滝沢ダム湖の水位、多分満水だな。あの因縁のピラニアが潜んでる中津川は恐らく水没でしょorz



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ループ橋の向こうに見える熊倉山に想いを馳せたり。熊倉山から長沢背稜の酉谷山を越えて酉谷山避難小屋泊、翌日は坊主山から矢岳を越えて浦山ダムってバリエーションが今僕の中でキテます。誰か一緒に行かないかな〜?



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おしまい





by gyalic_18000 | 2017-12-04 19:12 | 奥秩父 | Comments(0)

軽めの道具で山を歩いたり走ったりする男のブログ


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