飯豊連峰 DAY1
2014年 08月 19日
憧れてた飯豊連峰へ・・・
今年の盆休みは天気微妙でしたねorz
南アルプス深南部に行く予定も天気に翻弄された。いつもチェックしてるブロガーさんの記事を見ても雨だったり曇りだったりたま~に晴れてみたり・・・
まぁ常にいい天気なんて贅沢だな。そんな予報だって行ってみなきゃわからないし。TJARはあの天気でも普通に開催されてたしね。
・・・と言いつつ、天気がまだマシっぽい北の方に予定変更、かねてより行きたかった飯豊連峰に行くことにした。日程は13~15日だけど15日が微妙っぽいんでその辺は臨機応変にw
Iが仕込んできた懐メロ聴きつつ、23時過ぎくらいに飯豊山荘のPに到着。困ったのは高速代の高さ!本当になんとかしてもらいたい。4人いたからいいけど一人だったら・・・
この時期、車泊でオッサン4人はキツい。HはEブランケットに包まって外で寝始めたけどあっという間に蚊に刺されまくってた。当たり前だろ!
飯豊は弥平四郎から入って朳差岳まで行って下山するのが一番いいんだろうけど、自分らはマイカーハイカー。飯豊を満喫しつつ一周してくるにはダイグラ尾根を詰めて梶川尾根か丸森尾根で下山、これがベスト。ただ、ダイグラ尾根は破線ルートだしネットで見てもロクなことが書いてないww
なのでまだ薄暗いうちから準備して早々に出発。今回は草藪を想定してpatagonia traverse pantsでハイクアップ。暑いのは我慢、毛虫芋虫の方が恐ろしい・・・
ここからしばらく平坦な林道を行く。まだ早朝なせいかガスっぽい・・・
石転沢ルートの入口を右に分けて進むと川沿いのトレイル。岩が濡れてて気を遣う・・・
大嫌いな背の高い雑草が生えたトレイルを嫌々進むと桧沢に架かる吊り橋に着いた。いつかの洪水でこの吊橋ごと流されたらしく、去年架けなおしたらしい。自然の驚異ヤバ!揺れも相当ヤバいけど。
渡るとダイグラ尾根の取付き。いきなり急登で延々と続く。ちなみにHのペースに合わせていったので他3人は余裕w
Hは先は長いのにいつものようにバテている。確かに自分のペースでここ登ったらヤバそうだな~
途中、Sが吹っ飛びかけるというアクシデントがありつつ休場ノ峰というピークへ。初めてバーンと展望が開けたので休憩。
ここで会ったハイカーが群馬の方でしかも住んでる街も一緒、経営してるお店まで知ってるというミラクルが起きた。しかもルートが一緒だったのでこのあと何度も会うことになる。下山する時は一緒でしたw
飯豊本山の方向を眺める。まだまだ遠い・・・天気はいつの間にか良くなっていたけど稜線上は雲の中。
ここからは登り一辺倒だったのがアップダウンの連続になる。歩きやすいところはいいけど、岩混じりだったり草に覆われていたりと危険個所が増えてきた。まぁ不明瞭ではないのが救い。
ただ、熊が出た。なにやら10m位先の藪の中で激しくガサガサしてて4人で威嚇したら逃げて行った。あの距離だとソロだったら血の気が引くだろうな~
でまぁこの辺まで上がってくると明らかにHの様子がおかしい。いつも以上に歩が進まずペースが異常に落ちている。登り、下り、フラットのペースが同じ。膝の裏が痛くて足が曲がらないらしい。でもまだダイグラ尾根の中間辺りなので様子をみてもらうことにする。
足が痛い分、ポールに頼ろうとして非常に危なっかしい。痛みと暑さで余裕がないらしい。なんとか宝珠山まで来るもまさに這う這うの体orz
宝珠山まで来ると飯豊本山が目の前・・・なんだけど一回ドーンと下ってかなり登り返すハメになるんだよね・・・。実はこの登りがダイグラ尾根の中で一番きついんじゃないだろうか。
藪っぽさはなくなるのですごく歩きやすい。森林限界も突破してるので景色もいい。ただ、Hが芳しくない。
あまりにヤバいので下りの腸脛靭帯炎予防で持ってきたサポーターを授ける。これが功を奏しいくらかマシになったらしい。
快適なトレイルを最後のひと登り。ここは霧に巻かれると迷いそうな感じがする。
長かったダイグラ尾根を制し飯豊本山に到着。ここがずーっと来てみたかった場所、天気は微妙だけどものすごく感慨深い。
稜線が本当に素晴らしい。まさに草原萌えw
女性的なたおやかな稜線は想像以上で、つきなみだけど『最高』。
登ってきたダイグラ尾根。長い!ピークが多い!苦行!ですねw
・・・ところで時間がかなり押してるんだよね。当初の予定では本山小屋で一泊だったんだけどHがあの状態じゃ3日間ここにいるのも・・・もし翌日歩けるようなら1泊2日にして下山してしまった方がいいんじゃ・・・
そうなると御西小屋まで行ってしまった方が当然いい。CTで1:30くらいだしフラット基調のトレイルだからなんとかHも歩けるだろうし、最悪でも17:00には着くだろうと判断してIと二人テン場を確保するためダッシュ。
極上のトレイルを行く。どこまでも歩いていけそうな感じw歩いていて気持ちいいんだよな~
御西小屋が見えた。なんとも素晴らしいロケーションに建っている。飯豊は基本的に小屋のロケーションがヤバいと思う。どこも好展望。
テントの受付を4人分とビール350ml800円!を買ってテン場へ。
テン場のコンディションはあまり良くない。小石が多いし斜めだし。とりあえずなるべくフラットな場所を整地し張ることに。この日のテントの数は稀に見る多さだったそうです。多分、自分らが一人一張だからな気がするけどw
DPTEを購入したのでAフレームで張ってみました。幕内の空間が劇的に広くなった。張るのがちょっと手間だけど慣れでしょう。ここはとにかくペグが刺さりづらくて苦戦した。Khufuを石で張れるようにしておかないとマズイね。なんとかペグダウン出来たけど完全に刺さらないと洒落にならないので。
飯豊辺りだとKhufuは珍しいのか結構ハイカーに食いつかれました。写真を撮っていく人までいた。まぁ自分達以外は普通の幕だったしね。
Sのルナソロと・・・
IとHのツェルト2ロング。
Iは新ギアを買いまくってて、なかでもHighland Designs Minimo Quilt UDD が羨ましい・・・手に入れたいきさつ聞いたらマジで偶然だしね!キルトやっぱいいよな~欲しい。
で、Hの足の状態はやっぱりダメらしい。翌日は晴れてたらHに先行ってもらって3人は大日岳ピストン後、出発。どちらにしても3時くらいには起きて4時半くらいには出発したいところ。
宴会も物価の高さ、翌日の行程を考慮して19時くらいにはお開きになり各自幕に入った。
明日はどうなってしまうんだろう・・・そんなことを考えながら夜は更けていく・・・
by gyalic_18000
| 2014-08-19 19:08
| 新潟の山
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