越後駒ケ岳
2014年 06月 23日
何とも言えない天気だったけど新潟へ。
先週の土曜日、予報では午前中はなんとか持ちそうなのでIとSと越後駒ケ岳に行ってきた。今年は地元と新潟の未登の名峰を攻めるのが僕らのテーマなのでまずはここ。
夕立に備え午前中で終わらせるため前泊。夜のシルバーラインは不気味で一人ではごめんですね・・・。
今回は杖折峠から。別に駒ノ湯からでも良かったんだけど、俺が腸脛靭帯炎から一週間しか経ってないから何が起こるかわからないし、Iは掃除機に蹴り入れて靭帯損傷してるしで軽めのルートで。
朝起きると霧と風がハンパなく今回は不発か~?と思ったりもしたが稜線に出ると曇ってはいるけどガスってはいなかった。
そう、このルートはいきなり稜線歩きでしばらくは急登がほとんどないユルいハイクにはちょうどいいww
出発してすぐ見えたこの現象、
『奥只見の滝雲』
といえば結構有名らしい。前にTVで僕が敬愛してやまない芸人『あばれる君』が、この現象をカメラに収めるまで帰れない企画をやっていたがいきなり見えてしまった!心の中であばれる君スマン!と思ったのは言うまでもないw
確かに雲が滝のように流れててなかなか壮観だった。
長大な尾根を進んで行く。左手には常に荒沢岳が見えている。見れば見るほどになぜ百名山に入らなかったのかが不思議。かなりカッコいい山だと思う。実際登って見ても変化があって面白いし、展望もハンパないし。
小倉山まで来ると本格的に残雪が出てくる。朝の早い時間なのでキックステップが効かず、微妙な凸凹にフリクションを感じながら登っていく。
残雪が多いと分かってはいたけどいつもの装備。一応チェーンスパイクは持ってきたけどSに貸したので未装着。この残雪具合でどのくらい非防水のトレランシューズが通用するかが知りたかった。
それと件の腸脛靭帯炎、ここに来るまでのアップダウンで早速顔を出している。違和感をちょっと通り越したくらいの痛みだが下山が果てしなく心配だ・・・一応、ポールを持っては来たが・・・。
越後駒ケ岳が近い。いよいよトレイルの傾斜が増してくる。自分はここで潔くポールを出すことにする。膝、足の疲労を少しでも軽減して下山時の痛みを和らげる作戦。気休めだけどサポーターも装着。
百草ノ池から前駒ケ岳までの急登がこのルートの核心かな~と。後方には歩いてきた長い尾根が良く見える。
前駒ケ岳からの眺めは急登をこなしてきた褒美でしょう!荒沢岳から兎岳までの裏越後三山のトレイルに威圧的な中ノ岳。雪渓から流れる水が集まりそこら中で滝が出現してたりと本当に素晴らしい。天気は相変わらず微妙だけど・・・
駒の小屋まではあと少し!
駒の小屋に到着。想定外の暑さに水分の消費量が激しかったけど水はコンコンと流れてて一安心。
これより上部は完全に残雪の世界。一面の雪とサフェーサーみたいな空の色がいい雰囲気出してて素晴らしい。これはこれであり!晴れてればもっといいけどな~!
山頂へ向かう。なんだかんだ言ってチェーンスパイク無しでも問題なかったけど無しの限界だった気がする。あれ以上傾斜が増すと無しじゃ恐ろしいし、さすがに滑落ものでしょう。
Sにはチェーンでもクランポンでも買ってもらわないとね。かくいう自分もクランポンとピッケル買うかも。今回来てみて残雪期の新潟に本気で惚れたわ・・・
で到着。遠くは望めないけど近場の山はまだなんとか見ることが出来た。
八海山の存在感、グシガハナへの急峻な尾根、裏越後三山トレイル、中ノ岳・・・
やっぱり新潟はヤバい。行きたい山がまだまだたくさんある。こんなに魅力的な山が近くにあるなんて最高ですね!政府はなんで高速料金半額から3割にするんだろう。平日全額捕るなら週末くらい半額にしとけっての!なんて愚痴っても出るんですけどね。あ~あ・・・
下る時は小屋の管理人さん?がステップを切ってくれてたんで問題なく降りることが出来た。今週末は山開きらしい。
駒ノ小屋に泊まってビールなんぞ飲んだら最高だろうな~と妄想しつつ下山。ここからが自分的核心。膝は依然何とも言えない状態をキープしてるけど先週に比べればまだマシ。必死のお尻ストレッチが功を奏したか、一定以上の痛みは最後まで出なかった。かなり気を遣いながら降りてきたのもあるんだけど。ただ、段差の無い急な下りはダメ。もっとも膝に負荷がかかる歩き方になるみたい。
走ることはまだ出来そうにないが普通のハイクならなんとかこなせそう。オーバーナイト時の荷物を背負って歩いた時、もっと距離を歩いた時なんかはわからないけど現状にはまぁ満足ってことでww
もう夏のハイクっぽくなってきたな。熱中症にならないように塩分系を持ち歩かないとね。あと虫対策。こちらももうヤバくなってきたorz
by gyalic_18000
| 2014-06-23 20:13
| 新潟の山
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