尾瀬
2013年 06月 30日
久し振りのフルメンバーで尾瀬へ。
今回は久々、Hプレゼンツのハイキング。天候不順により浅間→戸隠→最終的に尾瀬となった。尾瀬なら至仏山や燧ケ岳に登らないなら曇りでも景色いいし。なにより沼田に生まれて32年、地元の超有名スポット「尾瀬」に誰も行ったことがない!もんで…。まぁ近すぎるってのも考え物ってやつか。
戸倉から鳩待峠へのバス、始発が4:40なんだけど行程的にこれに乗らないと厳しそう。という事は沼田を3:00に出れば余裕で間に合う。…が、これだと寝れない。寝れないがいつもの事と割り切り俺とIは睡眠無しでのハイキングに。他の二人もほぼ寝てないんだろうが。
戸倉の駐車場に4:00過ぎくらいに到着。やはり近いな、さすが地元!天気は予報通り曇りで山はガスガスガス…。運良く始発の先頭車両に乗れたんで快適に鳩待峠へ。しかしこの運転手、Iの母親方と仲がいいらしく身内ネタでとても盛り上がっていた。世間の狭さっ!
初めての尾瀬、玄関口まで来て妙にワクワクする。そんな気持ちを打ち砕くが如くハイカーの群れ…。どんどんやってくるんで早々に出発。
まずは山ノ鼻を目指してゆる~くひたすら下る。ここ最近の悪天候で木道が濡れてて御滑り注意ってところ。
森が深い。どこに行っても森は深いが一層感じる。ただ、ところどころにいる超!超!超巨大なナメクジには終始ドハッとさせられたが…。
水芭蕉の名残が両サイドに密集してくると山ノ鼻に到着。立派な小屋だ。ソフトクリームの置物に心が揺らいだが早朝6:00から食べるのもいかがなものかと?と思ったんで我慢した。
そしてここからが尾瀬ヶ原。よく見るあのだだっ広い湿原風景。逸る気持ちを抑え木道を行く。少し歩けば絶景が飛び込んできた!
かなり飛ばしてきたんで他のハイカーもまばら。それが素晴らしい。鳩待峠の混み具合がそのままここに来たら感動も半減しただろうし。早めの行動に損は無し!ってことですな。
振り返れば至仏山。ガスってて微妙だがデカい!次は登ってみたいな。
進むほどに広大さが増していく。もう感動しかない。なんでもっと早く来なかったんだろう?って4人でずっと言ってたな~。それだけの場所、尾瀬。
広大な湿原に無数の池塘?がまた素晴らしい。きつい思いして登って見るいつもの風景とはまた違うもの。楽してこんな景色見れるんだからたまらん!だからテンション上がって…
とまぁ、やっちゃいますね、やっぱり。
団長はこの日のために武器まで用意。昔懐かしい火薬鉄砲だが弾はない。念のため。
この湿原にポツンとある木がいい感じだった。
竜宮小屋への分岐を左へ、ヨッピ橋を通って東電小屋に到着。
ここまでで尾瀬ヶ原の3分の2くらいか。まだまだ先は長い。ぼちぼち睡眠不足の影響が表れ始めた俺達。傾斜がない分ペースも早くていつもとは違った疲労感がある。そして…
Iが寝た。10分くらいだけど。それだけで少し復活したらしい。ホントかよ!?ク~俺も寝たい!
ヨッピ川を渡って三条の滝の分岐へ。この三条の滝、めちゃくちゃ行きたかったがCTで往復2:30。先が長いので今回は諦めた。まぁこの選択が最終的に良かったことになるんだけど。
今回の行程では最後になる尾瀬ヶ原歩きで見晴へ。オシャンティーな小屋が何軒も建っていてさながらリゾート地って感じ。
ここまでで10km 強歩いてきた訳だが、まだ半分もいってない…。嗚呼、マジで先が長い~ってことで俺も寝た。
…30分くらい寝た?のか若干だけど回復した感じがする。
見晴からは尾瀬沼目指して樹林帯をひたすら進む。ここまでは皆でワイワイ歩いてきたがここからはいつもの体系へ。ハイペースで尾瀬沼を目指す。地図では結構な登りなんだろうと覚悟してたが、実際は緩く登り上げるんであってそうでもなかった。ただ、今までが開放的だった分、樹林帯のトレイルは鬱蒼としてて微妙な感じ…。
白砂峠を通過すれば登りは終了。尾瀬沼まで下る。途中、パッと開けて白砂田代に出るんだけどずーっと樹林帯だった分、感動もでかい。
時期は完全に終わってたはずだが水芭蕉も咲いてた。まぁ水芭蕉なんて会社の便所の裏に普通に咲いてるから感動なんて無いんだが。
白砂田代を通過すれば尾瀬沼に到着。なかなかデカい!
燧ケ岳と尾瀬沼。素晴らしい!ここから燧ケ岳へ登るナデッ窪ってコース、見るからにしんどそうだぜ!でも至仏山と合わせていつか登らないとな~。
俺は初めてこういうところで飯を食ってみた。山菜うどん。大嫌いなワカメとキクラゲは全部あげて完食。山で食う暖かい汁物はウマいね~と痛感した。
尾瀬沼は当初反時計回りにまく予定だったが、時間も早いんで時計回りで行くことに。その分距離は伸びるが…。
右手に尾瀬沼を見ながら進む。もっと開放的なトレイルかと思いきや樹林帯の微妙な感じ。大した感動もなく飽き飽きした頃、ドンッ!と開けこの日最後の湿原、大江湿原へ。
ここは福島側の沼山峠からのハイカーで賑わってた。規模は小さいが尾瀬沼とのコンビネーションが素晴らしい湿原だったな~。
沼山峠への分岐を右へ行き尾瀬沼ビジターセンターへ。ハイカー多し!
最後トイレ休憩で尾瀬沼山荘を目指す。尾瀬沼をバックに燧ケ岳がいい感じにそびえている。
ここまで来る頃にはHさん満身創痍。すべてにガタがきているようだ…。
尾瀬沼山荘から三平峠へは最後の登り。ここからはスイッチオンでトレランモードに突入。小走りで登っていき三平峠へ。とーってもつらい!登りのランはほんとーにつらい!
皆の到着を待ち、峠からはラン!まずは3km先の一ノ瀬休憩所へ。木道は濡れてて滑りそうだったが、Altraの性能か問題無し。どうやら俺はテクニカルな下りは得意らしく、Iを離しての13分で到着。3分遅れでI到着。
遅れて二人が到着したがSがやらかした模様。運がいいね~!あ、運違いか…。とにかく運についてはSの右に出る者はいないと再確認した。
そして最後の3km強もラン。砂利の林道を緩く下っていく。俺はフラットな道のランがやはり苦手らしくあっという間にIに離された…。でもまぁ自分のペースを忠実に守り16分で大清水へ着。Iとは4分差をつけられた。こりゃあもう少しトレーニングしないとダメだな~と思い知らされたね、やっぱり。でもまぁIもきつかったらしくギリギリだったみたいだが…。
遅れて二人も到着。今回も全員無事に下山出来た。総移動距離は26km強で一日の歩行距離としては過去最高だったが、ほぼフラットだったんでそれなりに余裕をもって歩けた。最後に走らなければこんなに筋肉痛にもならなかっただろうに…汗
14:15分のバスに乗って戸倉へ戻る。駐車場に着いたらドンピシャのタイミングで雨。いや~よかったわ、三条の滝に行ってたら上で土砂降り…恐ろしっ!
白根温泉で汗を流し、ゆき藤でとんかつ食し、強烈な睡魔と抗いつつ皆を送り届けなんとか家に着いた。そして19:00~ひたすら寝続け、筋肉痛と共に起床した。めでたし。
by gyalic_18000
| 2013-06-30 18:29
| 群馬の山
|
Comments(2)