残雪の尾瀬と平ヶ岳 その1

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GWの3日間、平ヶ岳を絡めた尾瀬の辺りを歩いてきた。









ここの所、GWは塩の道、伊豆など旅感の強いハイク?をしてました。でも今年は雪がとにかく多く、残雪の山を堪能出来るチャンス!行かないわけにはいかないでしょう。スパトレイルも控えているし。まぁハゲ師匠には申し訳ないけどw



ルートはいくらでも考えつく。しかし今回は男長とサシでのハイク。テント担いでって考えたらちょうど1年前の那須以来だ。だったらもう2人の中でもっとも愛すべき山、平ヶ岳に行くしかないでしょw



残雪期の平ヶ岳へは尾瀬からアプローチして至仏山から北へ延びる稜線をひたすら歩き続けるだけ。完全にこの時期限定のバリエーションだけど、それなりに有名なルートだし雪も多いから危険箇所も少ないだろう。そして1番ヤバいのが天気!3日間快晴予報!!期待大ですねw




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戸倉の駐車場を9時過ぎに出発。さすがにGW、ほぼ満車でした。乗合タクシーに揺られ鳩待峠を目指します。ちなみにGW期間中は鳩待峠にも車を停めることが出来るけど1日2500円!3日で7500円!!…馬鹿げている。戸倉なら1日1000円。うん、良心的だw




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鳩待峠の雪は3mオーバー!今年が如何に降ったか良くわかる。



ハイカー、BCの人達はほぼ至仏山に向かって行く。僕らはまず山の鼻目指して下っていきます。雪はシャバシャバなので爪は要らないかと。




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今回のバックパックはOWN。雪の上に放り投げても気を遣わないフルダイニーマカスタム。スノースコップを外付け出来るのは良いしまさに今回の様な山行での使用を考えてオーダーしたので抜群に使い易かった。問題があるとすればやっぱり外ポケットが欲しい…くらいかなw



雪の状態は…



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今年。



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去年。


同時期ほぼ同じ場所。去年は異常だったんだな…




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山の鼻に着くとこの時間なのにチラホラとテントが。予定では2日目のテン場はここ。帰ってこれるのか…



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ちなみに去年のGWでこれですww




ここで至仏山から下りてきたハイカーに声を掛けられた。そしたら庵滝、オフザグリッドでも会ったKさんでした。いやぁよく会いますね!少し立ち話させてもらって思った、その内にテン場で会うなってw


その時は乾杯しましょう!




さて、ここから平ヶ岳に行くには至仏山を詰めて稜線を北上するか、猫又川沿いを歩きワル沢左岸尾根を登るか。…って考えるまでもない、後者でいきます。至仏山は最終日にチャチャっと登ればいいし。



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しばらくは平坦なトレイルを行く。目の前に見えている稜線まで登らなければならないので、その遠さに軽くウンザリ気味。



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Fieldaccessで位置は常に確認しながら。沢沿いだし下手したらロストするし。




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そして今回の行動食のメインはTrail Butter。これ一つで約700kcalとれて味も美味い。今流行りのイケてるやつ。もう少し安かったら尚良しだ!w




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稜線に乗った。ここからは主稜線に向かって高度を上げていきます。この稜線はススヶ峰の北側に出るトレイルだけど、南側に出る稜線もあります。まぁ後者で行くつもりがいつの間にか前者のトレイルに入ってしまったという…。ピンクテープを追い過ぎたかwww



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腐った雪の登りはなかなかエグい。稜線は見えてるのに相変わらず遠い。トレースを追い、時には自分らでトレースを付けながら深いシラビソの森を歩いていく。


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ようやく平ヶ岳への稜線に出ました。雪庇の名残がオブジェの様。ここまで来たのでテン場になりそうなポイントを探しながら歩きます。



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至仏山と燧ケ岳。今回の目的のひとつ、景鶴山も見えています。こうして見ると随分歩いて来たし奥地に来たな…と。



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とりあえずジャンクションピークと言われるポイントまで来た。ここは平ヶ岳への稜線と景鶴山への稜線の交わるところ。セオリー通りだとここで張る人が多い。


この先もテン場に良さそうなポイントはたくさんありそう。でも翌日のことを考えると…今回は2日目の行程がもっとも辛く、かなりの距離を歩かなくてはならない。そうなるとJPで泊まって翌日空荷で平ヶ岳をピストン、テントを撤収して…ってのが負担が少なそう。


ってのは建前でもうビールを飲みたい!それだけですけどねww


というわけでここで初日の行動を切り上げることにします。鳩待峠からすべてシャバ雪の11Km強、疲れたな〜



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まずは設営前に1本!こんな場所で呑めるなんて最高だ…



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風を警戒して一段下の至仏山が望める適地に設営。2人ともkhufu cerroで。この2色、やはり雪山によく合うw



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ビール3本とハードリカー350ml。この位なら担ぐでしょ!テン場より一段高い宴会場でヤバい景色を眺めながら宴会スタート!




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大好きな奥利根の山々を眺めながらの酒は本当に美味い!他のハイカーもいたが散り散りに張っていたので干渉もなく。ちょっと聞き飽きた感があった

Ovall 「Sun Shower」

が抜群にマッチングしてましたよw



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日が沈み空の色が変わっていく。



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紫色に染まる夕景。こんな色の空が見たかった!




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ハードリカーにやられて記憶は朧げだけど最終的に寝たのは22:00近くだった様です。こんな写真が撮れるのも「星空モード」の恩恵w


夜は風がまったく吹かなくて気温もちょうど良かった。スリーピングパッドだけはEXPEDのダウンマットを持ってきたおかげで底冷えも無く。男長はKlymitのインサレーション入りパッドを使っていたが底冷えしたらしく辛かったみたい。


自分自身の防寒に関してはバッチリだったのでまったく寒くなく調子良かったが、カメラのバッテリーに関しては…


寝る時にそのまま出しっぱなしにしてしまった訳だけど、ドロップダウンしてしまった。抱いて寝れば良かったんだけど…。モバイルバッテリーで充電しようと思ってもUSBケーブルがダメなのか充電してくれない。バッテリーの出力不足を疑ったが、帰って確認したらやはりケーブルがダメだったみたい。あぁ確認して違うケーブルを持ち込めば良かった…


何をやっても復活しないし、憧れのルートを歩いてるのに2、3日目はiphone撮影です…。何のためにいいカメラ買ったんだよorz




翌日。


AM3:00喉の渇きで起床。水を飲もうとボトルに手を出したら…無いじゃないですか!酔って飲んでしまったのか!


仕方ない、シェルター内の雪を掘り起こして1時間以上水を作り続けた。約2.5L。半分残っていたコーラも飲み干してしまったw




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太陽が昇ってきた。ビバークレーションを作ったものの固形物が喉を通らず、コジーの中に入れておいて行動食に。


AM5:15、平ヶ岳に向かって出発した。どんな景色が待っているのか?間違いなくハイライトになるw



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右から太陽が昇ってくると気温が一気に高くなり雪もどんどん緩んでいく。アイゼンは面倒くさいから付けっぱなし。こういう雪の状態でストラップタイプのアイゼンでガツガツ歩いていると…


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気付かないうちに外れて残置するハメになるので注意ですねw



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崩壊したスノーブロック。一体何mあるのか。スケールがでかい。




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ある程度登ってくると奥利根全山縦走路がすべて見える!




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言葉は要らないでしょう。素晴らしすぎるトレイルに、ただただ感動w



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見える山は近い!って先週話してたけど、ここはさすがに遠かった…。でも漸く平ヶ岳が目の前に!直下の登りがヤバそうだけどw



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実際エグい登りw



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歩いてきた尾根。ヤバいな…




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テン場から1:50、ついに憧れた残雪の平ヶ岳へ!相棒と最も好きな山域の1番好きな山、しかも残雪期のここに来れた事がとても感慨深い。その気になれば俺たちでも来れるんだなって。




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この時期の平ヶ岳にはソーラーパネルが付いた棒が1本立っているだけ。ここが山頂の様です。ただでさえ広い平ヶ岳なのに雪で埋め尽くされているのでより広く感じる。男長曰く、八ヶ岳の硫黄岳?あんなの目じゃないぜ!だそうです。行った事ないから分からないけどw




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霞がかってるがかなり遠くまで見える。多分百名山が20座以上見えてたと思う。近くは越後三山に巻機山。巻機山にはヤマカミブラザーズが居たはずw



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やっと腹が減ってきたのでビバークレーション補給!ここでビバークレーション食べたの僕が初めてだろうなww



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オマージュシリーズもやっちゃうでしょw




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雪の平ヶ岳とったぞ!



さぁ名残惜しいけど戻りますか…。ゆっくりしてたら明るいうちに山の鼻に戻れないし。でもこんなに後ろ髪引かれたの久し振りだw



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例によって帰りは早い。ただ、最後のJPへの登りはタフだった…


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9:30くらいにテン場に戻り撤収、また重い荷物を担いで景鶴山へ向かうのだった。この先が如何にキツいか、それをまだ2人は知らない…w



その2に続く…






































by gyalic_18000 | 2017-05-06 18:43 | 群馬の山 | Comments(0)

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