表妙義縦走

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行ってきました、デンジャラスマウンテン!








僕らの大好きな西上州エリアで唯一手を出していなかった妙義山塊。南牧村、上野村界隈の有名どころはほぼ登ってしまったのでボチボチ攻めようか!なんて以前から男長と話していた。

この辺りは妙義山以外にも沢山の岩のピークがあり楽しそうだけど、まずは一番メジャーな表妙義縦走だろ!って事で行ってきました。下肢不良の男長は置いといてソロでw




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一般登山道として整備されているルートでは多分、日本最恐クラスかと。毎年のように死亡事故が起きてるし、谷川岳一ノ倉沢と並んでグンマーデンジャラスマウンテンである事は間違いないでしょう。


そんな山に1人で入るのは気が引けるが、ここ何年かで経験は十分積んでいる。自分を信じて突き進むのみ!逃げ腰になったら成長しないし。



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せめて足元はメガグリップ搭載のオリンパスで行きましょう!少しは安心出来るはずw



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7時半に登山車用Pを出発。寒いのは当然なんだけど風も強め。稜線に出て酷い風だったら撤退も視野に入れとかないとな…


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閑散とした妙義神社から奥の院に向かうトレイルに入っていきます。もう12月だし自分だけかな〜と思いきや、何人か縦走組がいた。それだけで少しは安心出来るw


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まずは大の字からの眺め。今日も天気は最高…


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でもこんなの見るとな…だんだんビビってきたw


ここまでは来たことのあるトレイル。ここからは未知で危険な稜線へのトレイル。いよいよかw


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まずはルンゼ4連30mから。かなり立ってます、この鎖場。まぁ鎖は補助程度に上手くホールド使えば問題無し。腕力にのみ頼るとパンプしてさようなら〜になってしまう。


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さらに7m外傾鎖で稜線に出る。ここは見た目よりも大したことはない。



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高度感のある見晴から榛名山。


まだルートは前半だが、何が怖いって岩よりも痩せ尾根に積もった枯葉!基本的に切れ落ちてるのに枯葉の上に乗ると滑って物凄く怖い。これには最初から最後まで悩まされた…orz



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極狭なチムニーを越えるとキタキタ!高度感満載の鎖場が!ここはビビリ岩の鎖場で、落ちたら終了な岩を鎖で右上していきます。まだこの高さに慣れていないのでメチャクチャ怖い。

こんなヤバい山なのにすぐ下に街があるから呑気に電車の音や犬の鳴き声が聞こえてくる。こっちはそれどころじゃないのにw


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さらに両側切れ落ちた岩稜を鎖で…。この時点でここに来たことを激しく後悔し、帰りたくなってきた事は言うまでもない。いや、マジで怖いんですよ!本当にorz



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大のぞきからは天狗岩の大岩壁が恐ろしい。



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大のぞきからは10m2連と…


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30m滑り台状で下ります。これも高いけど切れ落ちてる訳ではないので恐怖感は無しw


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しばらくは西側の斜面や樹林帯のトレイルで一息つける。


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平和なトレイルをしばらく行くと表妙義最高峰の相馬岳。僕は百名山には興味ないが、地元なので群馬百名山は狙っています。もちろんこの妙義山もその一座だけど、相馬岳登っただけで

「妙義山登ったぜ!」

とはならないでしょう?だってここだけなら中間道から登れるし。という訳で、妙義山を登ったと宣言するなら表妙義縦走しないとな、ってのが個人的にこだわりw



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それにしても風が強い。このルート、この先が核心部分なのであまりにも強いならホッキリから中間道へのエスケープも考えなければ。このギザギザ具合の威圧感、そう思わざるを得ない…




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ついに出てきた鷹戻しの標識…


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茨尾根は樹林帯なので怖くないが、最初だけかなりザレた下りなのでそこは気を使う。



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茨尾根のピークより相馬岳

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安中の街

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金鶏山と筆頭岩

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谷急山と裏妙義。奥の浅間山は雪ですね。



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出た…鷹戻しが目の前。凄い迫力だ。


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右には星穴岳。射抜き穴と結び穴がよく見える。


ホッキリまで降りてきた。さっきよりは風も吹いていないし気温も少しは上がった。何よりここまで来て撤退はクソッタレだし行きましょうか…よし、行こう!行くしかない!!


8m外傾鎖&トラバース鎖をこなすとついに…


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ここから鷹戻しが始まる!


鷹戻しとは…

およそ60mの岩壁を数段の鎖とハシゴで登る表妙義縦走の核心部分で、長い鎖にほぼ垂直に近い角度、ものすごい高度感で事故も多発している。鎖を離したら即終了という恐ろしいセクションである。


とにかくこの鷹戻しに関してはヤバいと思っていたし、今回も一番構えていた。しかしどうしたのか。朝から怖い思いばかりしていたら慣れてしまったらしく取り付きまで来てもそれほど恐怖心を感じない。いや、むしろ興奮してきてニヤついている。

これなら行けるぞ…!そう思い鎖を握り登り始めた。


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ハシゴ。

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次々と鎖が現れる。壁は立っているが、段ごとにテラスのようになっていてレスト出来る。ここで落ち着いていけば問題ないだろう。


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男長がいればこの高度感が伝わるんだけど。この写真は鷹戻しでググるとよく出てくるヤツ。どんなに恐ろしいのかと思っていたら普通のトラバースで拍子抜け。いや、恐怖に慣れてしまってネジが飛んだのかw


驚くほど普通に終わってしまった。これなら相馬岳までの鎖場の方が怖かったくらい。まぁ精神状態によるのかもな。


どうやらこの鷹戻し、12/5まで通行止め(整備の為)だったらしく、運が良かったな。知らなかったのでw


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鷹戻しの頭からは歩いてきたルートがよく見える。如何に問題なかったとはいえ、鷹戻しを越えてきたことによる満足感たるや半端ないですよw


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左から中ノ岳、西岳、星穴岳



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鷹戻しよりもここの方が難しいという人も多いルンゼ25m鎖の下り。確かに最初の数歩が嫌らしい?

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まぁ特に危険を感じる訳もなく。



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でも東岳から見ると確かにイカつい…。中央のルンゼ内に鎖が垂れてます。事故も多いそうです。



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東岳でしばらく景色を楽しむ。ここまで来ればそんな余裕も生まれるw


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稜線を楽しみ…



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次々に現れる鎖とロープをやり過ごしようやく中之嶽神社との分岐まで降りてきた。これで縦走路は終わり。この先はロープとハーネスないとね。いつか戻ってきたいが…



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第四石門まで降りてきて(途中でガサッと音がしたので斜面を見たら今まさに事をしようとしておばさんが丸出しで…もっと隠れてくれよ 汗)昼飯を食べるために大砲岩の方に向かったら、滑落事故があったらしく行くのは止めておいた。

年配のハイカーが30m〜落ちたらしいが動いてはいるとのこと。無事ならいいけどね。こんな遊歩道気分で来れるところにも滑落の危険が高いのが妙義山。救助車両のサイレン、ヘリのホバリングと静かだった山は一気に物々しい雰囲気になってしまいました。


自分がいても何の役にも立たないし中間道を通って妙義神社に戻ります。以前は長ったらしい道だなぁって思っていたけど、今は走ることが出来る!

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こんな所も走れる!


基本的に走りやすいトレイルを4〜5kmで…


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妙義神社に戻ってきました。何もないこの時期なのでお昼時でも閑散としてる…。


トータルで5時間半のシビれる岩稜ハイクからのマウンテンランニングでした。いつか行きたいと思っていたルートを達成出来てとても嬉しかった。表妙義は終わったから次は裏妙義かな。いや、西岳から星穴岳までやらないと表妙義コンプリートにはならないかw



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おしまい












by gyalic_18000 | 2016-12-12 16:16 | 群馬の山 | Comments(0)

軽めの道具で山を歩いたり走ったりする男のブログ


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