奥秩父
2016年 12月 05日
久し振りに奥秩父へ。
OMM以降、2週連続で飲み(男根会と九州)が続いたのでガッツリ歩いてきました。股ノ沢林道から十文字小屋泊、白泰山のラウンドも捨てがたかったが、それよりも秩父湖からの和名倉山へ登る二瀬尾根が気になっていたので行くしかないなとw
二瀬ダムのPに車を停め、まずは吊り橋を目指します。雲一つない晴天でテンションも上がる!気温は0度でした。
そういえばこの間の雪で北斜面は雪があるだろうな〜と思ってチェーンスパイクを持ってきていた。でも道中の山を見る限り雪は付いてなくて車に置いてきた。使うかどうかも微妙な物を持ってきてもな…。チェーンスパイクあるあるですねw
ここを降りていくと…
結構長い吊り橋を渡ります。僕はこういう恐怖は全然大丈夫(オカルトはマジでダメ)ですけど、板の表面に霜が降りててツルツルでさすがに怖かったw
シュラフとマット以外は厳冬期装備を詰め込んだTrailbum Bummer。今回の相棒。
最近はUL精神とかはあまり気にしないでパッキングしてます。そもそも所有してるギアが軽いんだから必然的にパックウェイトもそれなりに軽くなるんだし、寒い思いとかしたくないし。快適と酒、これですよ山は。それに着たいもの着たいし今回なんて久しぶりにR2を着てきた。だからこれからもこんなスタンスで山に入るんだろうなw
ちょっと話が逸れましたねw
山と高原地図では破線だけどルート自体は概ね明瞭かと。所々にこんな案内板建ってるし。ただ、反射板跡地までは恐ろしい登りが続きます…。かなりキツい!ここの所、ただのデブ野郎と化してる自分には拷問のようですorz
正面に和名倉山が見えてきました。この山は本当にでかい塊って印象。
大崩落地点も出てきます。上からパラパラと小石が落ちてくるのでさっさと通過w
そういえば今回みたいに人っ気が全く無いような山をソロで歩く場合は熊鈴を持ってきます。でもあれってきれいに音が出ないんだよな〜と思って早何年だ?ようやく答えを見つけた!
これですよ!このタイプの熊鈴に限定されるけどバックパックに括り付けて鳴ってるのかどうかも分からないならこのやり方がいい!なんせ歩くたびにカランカランと結構な音がするので。
いや、うるさいんですけどね。でもアピールはしておかないと鉢合わせてからじゃ遅いし…
造林小屋跡地の謎のテントに怯えつつ、これまた急なガレ沢を登りきると警戒していたスズタケエリアに。でも特に藪ってるわけではなく、トレイル上は大丈夫でした。安心した反面、物足りなさもあったかな…
北ノタル。これでようやく登りから解放された〜。まぁ結構なハイペースで動いた結果、下半身が総痙攣ですけど…。結局この先大幅なペースダウン。何やってるんだかw
やっと奥秩父っぽくなったw
チラホラ雪も付いてきたし。
和名倉山の分岐。満身創痍なのでピークハントは翌日にして先を急ぎましょう!
今日の幕営候補No.1!西側に奥秩父主脈を望むスーパーフラット!水場も近くにある!ここに張らない理由は…あるんですよ!
和名倉山は今でこそ整備されてるが昔は本当に分かり辛い山で遭難が多発していたらしい。という事は死者も…。オカルト大嫌いな自分としてはソロでそう言った山のお膝元で眠るのは気味が悪くて嫌だ。例えばここに男長がいれば問題無いんだけどソロはマジで無理。
という事で勿体無いけど予定通り将監小屋まで行きましょう。実は最初からここに泊まる気は無かったんだが。怖いの嫌い…w
ますます奥秩父っぽくなってきた。
雪を被った北アルプスまではっきりと見えた。雲取山は再来週行きますよ。4、5年ぶり?男根会の忘年会でw
東仙波より。ここからの眺めも好きです。懐かしいな〜確かあの時はGWなのに雪が飛んでランドネおばさんに会ったんだっけかw
最&高!もう将監小屋も近いしビールのことで頭がいっぱいw
午王院平を突破してようやく将監峠に着きました。ここで朝から歩いて初めてのハイカーに出会った。とにかく静かなハイクが出来たので良かったな。山は静かなのがいいですよ、ほんと。谷向こうの雲取山とか人凄いんだろうな…
この防火帯も久しぶり。登ると地味にキツいんだよなw
着きました将監小屋。小屋番さんが亡くなってから始めてきたけど何も変わってなくてホッとした。トイレなんてめちゃくちゃ綺麗になってるし。まぁ冬季で使えなくなってましたが。
とりあえず誰もいないので料金箱にテント代入れて設営。先客が1組いて下の芝生ゾーンに張っていたので上のちょっと泥のスペースに張った。離れた方がいいしね。案の定ここまで聞こえるようなイビキを爆音でw
今日のお供たち。
この間のOMMで味をしめたJack Daniels。今回もいい仕事しましたよ。将監峠で会ったハイカーのおじさんが小屋泊だったので飲みながら話をしていたんだけど、気を付けつつ話していたつもりが呂律が回らなくなり意味不明な事を話していた記憶が…。気付いたら20:30!寝てしまっていたようです。おじさんは…布団でぐっすり寝てましたw
いやぁ迷惑掛けてしまったな〜申し訳ない。
でも週末で来ていた小屋番さんが薪ストーブに火を入れてくれたら…ご機嫌になりますね、やっぱり。
「風邪ひくよ…」
って起こされたのでした。情けない…。でもそのお陰か朝までグッスリ爆睡出来ましたw
シュラフはナンガ、マットはオゾンだけど他のダウンを充実させたのでまったく寒くなく。ちょうど良かった。外気温は−7℃まで落ちたようです。
翌日。
5時半に起きて炊事場で朝食の準備。炊事場が使えるってのはいいですね。バリバリに凍った結露の中でゴソゴソしたくないし。
昨日のおじさんは秩父湖まで降りるみたいで先に出発しました。なんか親父と大して歳が変わらないのに妙に意気投合しちゃったんだよな。これも山の醍醐味か。酔っ払ってそんな事を力説した記憶があるw
7:15パッキング完了。なんかうるさいパッキング姿だな…
さぁ、面倒くさいけど復路やりますか。逆に進めば違った景色も見えるだろう。
朝一の午王院平。
樹林越しに見える南アルプスがまた素晴らしくて何度も立ち止まる。
トレイルは霜でグッザグザ。出発時の気温は−4℃でなかなか寒い。
リンノ峰付近から富士山。とにかく綺麗で何度もシャッターを切った。ここでおじさんに追いつきお互いの無事と再会を約束し出発。ここからはもうファスパ気分で走りますよ!不調の前日とは違って今日は普通なので。
再び東仙波より。富士山はこれでさようなら〜
遠くに武甲山を見つつ、笹尾根を走ります。もうあとは和名倉山さえ登ればいいので。
そういえばこいつがジーッと見てたな…w
往路でも休んだ露岩でコーラ休憩。薄雲がかかってるけどいい景色です。よく見ると雁坂小屋も確認出来る。
昨日はあんなに辛かったのに走ればあっという間。和名倉山へは荷物をデポして行きます。どうせ誰も来ないだろうし。
倒木だらけの森が不気味だ…
和名倉山のピーク。この山はあれだ、景色を楽しむじゃなくて苔の森を楽しめばいいんだ!…と思いつつ、何も見えないので即撤収。でも深山の趣きは半端じゃないです。
目的も果たしたし下るのみ。ダルいけど行きましょうか。
走って走ってようやく反射板跡地。ここからまた激下りで…
吊り橋に帰ってきた。あとは車道を通って駐車場へ。往復32km位あったみたいです。早朝出発で頑張れば日帰り出来るかな?絶対にやらないけど。
予想以上に辛いルートだったので2度目は無いな。仮にやったとしてもピストンじゃなくてワンウェイで抜けたい。でも僕はマイカーハイカー。無理ですね…。
by gyalic_18000
| 2016-12-05 17:51
| 奥秩父
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