裏越後三山 -Day2-

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2日目も快晴のスタート!








朝4:30に目が覚めた。辺りは真っ暗だったけど今日も長いので。猛烈に結露したkhufuのジッパーを開けて外に出る。木の枝に掛けておいたSun Companyの温度計によると-3℃まで気温は下がっていた。結露も地面に近いところは凍ってたしね。

今回は落ちても0℃〜-5℃を想定してきたので装備的には寒くもなく暑くもなく。強いて言えばビビって持ち込んだダウンブーティは要らなかったなw


TORKSのアルコールストーブに火を入れ、湯を沸かす。今朝の朝食は男長に「レビューしとけ!」って渡されたULTRA LUNCHのビバークレーション。

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ちょっと分かり辛いけども 汗

先週、男長が赤湯で食べていて、200mlのお湯で戻していた。でももうちょっと固くてもいいかな?って言っていたのを思い出し、180ml位で作ってみた。個人的にはこの位がベスト。少し戻らないくらいの食感も良かった。

味は濃い目。驚いたのは足りないだろ〜!と思いリゾットの準備もしていたのにかなり腹が膨れたって事。見た目よりも質量多め!器はフリーズドライの空き袋がいいな。

今年のOMMの食事はビバークレーションで決まりだ!w



…撤収が終わり6時に出発。まだ寒いしキャプ4は脱いでナノエアを羽織って。


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トレイルは霜が降りて真っ白!隣の平ヶ岳の山頂付近は霜で真っ白になってるのが此方からでも確認出来た程!


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日の出は会津駒ケ岳付近から!急いで撤収して良かった、やっぱりせっかくなので日の出は見たい。


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モルゲンロート…


もはや何も言う事はない。ただただヤバい景色に感動…。


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平ヶ岳に泊まってた人は霜で真っ白になった景色とモルゲンロートが相まってさらに極上の景色だったんだろうな…


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ウットリするようなモルゲンロートに見とれてると朝一からの約300mの登りに殺られます。兎岳、名前は可愛いけど此方からだと手強いw


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兎岳からはそれこそ気合い入れれば志賀高原まで歩いていける長大な尾根が見える。手前のは大水上山、丹後山で僕が新潟で1番好きなトレイル。去年も走って周った。ここは本気でオススメ!稜線までは相当タフだけど…w


兎岳には丹後山避難小屋に泊まったハイカーがチラホラ。せっかくなので写真を撮りあったり。

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赤の他人に撮ってもらう時の顔の作り方、誰か教えて下さい…汗



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兎岳〜中ノ岳はまさかの笹の藪漕ぎ!あの時の悪夢を思い出したよ男長w


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そして中ノ岳への登り返し、またまた300m!このルートはいくつものアップダウン、本峰への大きな登り返しが絶え間なくやってくるのでタフです!orz


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ようやく池の段a.k.a九合目。


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着きました。8時過ぎで誰もいませんね。ここでずっと温めておいた薄皮シリーズのチョコパンを一気食いw

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ついでに自撮りも。


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ずっと歩いてきた裏越後三山縦走路に…

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兎岳からのトレイル。

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巻機山や残雪期の懸案、桑の木山〜下津川山など。

魚沼平野の向こうには頚城山塊、その向こうには後立山連峰。南はソウルマウンテンから富士山まで。北の方には雲の上に飯豊連峰、吾妻連峰…

もう見えない山が無いんじゃないかって位の大大展望でした。何人かのハイカーと山座同定で盛り上がり結局中ノ岳には1時間近くいたのか。


よく考えたら中ノ岳ってこれで4回目だった。個人的には越後駒ヶ岳よりも展望はいいし人もいないし(おそらく百名山じゃないから)好きな山。何回来てもいい山ですね〜ほんと。


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去年の5月恐怖の一晩を過ごした避難小屋も今日は穏やかなもんです。昨夜は混み混みだったみたいだけど…。



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中ノ岳から越後駒ヶ岳はまだ歩いた事がなくて初めてのトレイル。見るからにアップダウン激しそうだけど…


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まずはドカンと下って四合目からの八海山。この辺りの谷は沢登りでいつか絶対に来たい場所。真沢とか…。


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また下って登り返して檜廊下。文字通り檜の張り出したヤセ尾根でなかなか歩き辛い!


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東面の北ノ又川にも魅力的な沢がある。どこも今のレベルじゃ到底踏み込めない難度だけど。


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それにしても雪崩地形の美しさよ。標高2000m前後のこの辺りの山がアルペンムード漂わせてるのは雪崩のお陰だろう。


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天狗平と言われる所で休憩。ここから越後駒ヶ岳までが今回最後の急登。ここに来てまた300m近く登らされるとは…マゾいルートだ、まったくw



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ここでバックパックの写真なんか撮ってたら上から女性のソロハイカーが降りてきた。そしたら

「ブログ読んでますよ!」

と言う。えっ!?人違いじゃない?と思ったらやっぱりこのブログの事だった。僕は山でこのブログを読んでる第三者に会ったことないので驚いた。しかも先週の赤湯の記事の最後に裏越後三山なんたらって書いてたから僕だと分かったみたい。参考にしてますなんて言ってもらって嬉しかったな。これでちゃんとカメラ買おう!と、思ったw

それで話を聞くと、今日から2日間で反時計回りで裏越後三山を縦走するそうで。ただ、月曜日は雨だし反対周りだと荒沢岳の下りがかなり危うそう。今日は避難小屋です!って言っていたけど無事に降りる事が出来たのだろうか…?


お互いの無事を祈り逆方向にそれぞれ歩き出した。んが、目の前には壁のように聳える最後の急登。ここはキツかったな〜w



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滝ハナ沢。


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グシガハナ。いつか必ず通る時が来るだろう…


急登を登りきるとようやく越後駒ヶ岳の山頂が見えた。しかしそこは紅葉時期の百名山、新潟の山ってこんなに人来るんだっけ!?というほどにハイカーでごった返してる。

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カレーパンを即食いで即下山www


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ハイカーが列を成しているのが見えるくらい。


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駒ノ小屋も休憩中のハイカーが多過ぎる…。でもここまでで水を飲み干してるのでここで汲む計算になっている。前に来た時は小屋の前にすごい勢いで水が出ていたが…

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結構下らされた…



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ゆっくり余韻に浸りながら降ろうと思っていたが、あまりに人が多いので一気に下ってしまうことにした。


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百草の池。近くだと見る事が出来ず、ここがビューポイントでしょう。一時は馬鹿なハイカーに踏み荒らされて消滅しかかっていたらしいがここまで回復したそう。ルール無視のハイカーが出ないことを願う。


越後駒ヶ岳のトレイルはここまで歩いてきたのと違い、紅葉が凄い!赤味は少ない気がするけど黄色味はかなり多くて見応えがある。

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まぁそれ故にツアー登山も多かったけど。


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この木はなんか面白い木だった。懐かしいダンシングツリーを思い出したw


さて、このまま下ると枝折峠に行ってしまうので途中で道行山のトレイルに入ります。そしたら入口に

「北ノ又林道工事中につきこの道使えません」

的な看板が!おいおい、そりゃないだろ〜!でもレコ見ると明らかに行ってる人いるし、行っちゃえ!って事で。

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最初こそ歩かれてないな〜って雰囲気のトレイルだったが…

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最初だけで途中は極上のシングルトラック!ここはもうニヤニヤしながら走り続けた!

まぁ植林帯になる頃には鬱蒼としたトレイルになってしまったけど。ここは夏に来ると気を付けてないと道を外すかもね。逆周りなら尚更。

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北ノ又林道に出た。逆周りの人はこのピンクテープを目印に入ればいいんだけど…

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ちょうど対面の杉にこの看板もあるからこれを目印にした方がいいかもしれない。


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ラスト3〜4kmは伝之助小屋のコーラの為に追い込みで走った!最後の最後でも平地なら走れるさw


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石抱橋より越後駒ヶ岳。あのトップからここまで2時間で降りてきた。人間の足ってスゲーな…としみじみw

そして…

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キターーー!最後の御褒美コカコーラ!例の水車で顔を洗いコーラを一気飲み!丁度朝から6時間強で降りてこれました。

そうなると2日間のトータルが約10時間半って事か。単純に谷川馬蹄形よりは絶対にキツいし長いルートなので1泊分の荷物背負ってなら及第点かな。多分距離は30km弱かと。累積標高は…かなりありそうw

もしお盆にヤマカミブラザーズと周っていたとしたらどうなってたんだろう?今回歩いてみて夏の日帰りは出来なくはないけどやりたくないなって思ったw


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最後は奥只見の定番、白銀の湯で汗を流し越冬準備に入ったカメムシ達にエールを送り銀山平を跡にした。

帰りの関越からは予報通り真っ黒に曇った谷川連峰が見えて、この二日間は本当に当たり日だったんだな〜と嬉しくなった。




そんな土日のNice Hike。数年越しの夢のルートを制覇する事が出来た。特別なルートファインディングや高度な登攀スキルが必要な難ルートでは決してないが、僕にとっては何年も煮え湯を飲まされ続けたルート。2016年の最後のチャンスをものに出来て素直に嬉しい。



また行ける機会があるなら今度はソロじゃなく誰かと行きたいものです。


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おしまい
























Commented by 森陽介 at 2016-10-22 12:43 x
始めまして。いつもブログ楽しく読ませてもらってます!
今年の夏から山登りを始め、めちゃくちゃ参考にさせてもらってます。
もしよかったら、この時期にオススメのボトム?スボン?についてアドバイスもらえると嬉しいです!
Commented by gyalic_18000 at 2016-10-23 20:59
コメントありがとうございます!

この時期にオススメのパンツとの事ですが、僕はpatagoniaが好きなのでトリビューンパンツW28inchを愛用しています。今だとサイドセンドパンツが同じようなラインかなと。あとはHoudiniのaction twill pantsもオススメです。

個人的によくある山用パンツの野暮ったいデザインが好きじゃなく、細身のパンツを選びがちですが、今の山パンツは細くても動き易いです。この辺りは好みが分かれると思いますが。

山は楽しいですよね。辛いし危険もありますが山頂からの景色、そこに至るまでの達成感。最高です。是非山で美味いビール飲んで下さいね〜。どこまでま参考になるか分かりませんがこれからもよろしくお願いします!
Commented by 森陽介 at 2016-10-24 21:26 x
突然のぶしつけな質問に、丁寧なアドバイスを頂きありがとうございます!
次の休みにでもパンツ見に行ってみます。
これからもいっぱい参考にさせてもらうので、
ブログの更新楽しみにしてます。
本当にありがとうございました!
by gyalic_18000 | 2016-10-17 18:03 | 新潟の山 | Comments(3)

軽めの道具で山を歩いたり走ったりする男のブログ


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