迷走③ 新潟→西上州
2016年 03月 21日
天気に翻弄された1日だった…
3連休の真ん中、日曜日。団長を乗せ関越トンネルを抜けると猛烈な霧と小雨が降っていた。向かうのは旧入広瀬村の守門岳。
『東洋一の大雪庇』
と言えばそこそこ有名で、今シーズン中どうしても見に行きたかったのだ。まぁ今年の異常な雪の少なさ、ここのところの気温の高さ、雪庇がほぼ落ちてしまってるのは知っている。でももう雪庇はどうでも良くて、ただただ守門岳に登りたかった。雪があるうちに。
日曜の予報は終始曇り。南は晴れるの知っていたし天気いいところに変更すればよかったのだけれど半分意地になってた。
「絶対今シーズン中に登ってやる!」ってw
登山口の二分の除雪終了点に夜中に到着し、翌朝の好天に期待しつつ寝たけど朝起きたら…まぁ〜いい天気でw (悪い意味で)
BCのツアーが粛々と準備する中、朝飯を食いながらどうします…?と。雲はどんよりと重く守門岳の方は真っ黒。正直予想よりはるかに悪い天気。スキーでも履いてれば滑走メインで景色なんて二の次…と思えるが僕らはスノーハイク。霧雨も降っているし何にも期待出来ないorz
という事で早々に見切りをつけ移動することにした。かなり歯痒かったが、2人とも去年の中ノ岳での修行で懲りているので(同じような天気で突っ込んで色々とやられた)まぁ仕方ないかな。
小出IC辺りまで出てくると雨脚はどんどん強まり新潟県内の山は全滅。群馬に戻ってきても谷川岳、武尊山、共に似たような天気で…
結果、大移動をかまし南牧村までやってきた。
『困った時は西上州。短時間で登れて充実した山』
これが僕らのスタイルw
雪山想定の装備なのでこの時期の西上州にはかなりのオーバースペック。2人ともブーツは嫌なので履いていたNew Bbalanceでハイクしたw
今回やってきたのは黒瀧山。ここら辺の山を総称してそう呼ぶ。ここには黒瀧山不動尊という群馬の名刹があってずっと来てみたかった。
寺の境内が登山口。ちょうど住職が出てきて、
「登りに行くなら鐘を突いていきなさい」というので…
恥ずかしながらひと突きさせていただきました 照
澄んだ鐘の音が春めいた山中に響き渡りとても心地いい。鐘撞堂からの景色も素晴らしいしとてもいい寺だ。
帰りにさんぱいしていくことにしてとりあえず出発。寺から見える岩稜が見るからに面白そうだ。
馬の背
かなりのナイフリッジだ。手摺あるし問題はないけど補助がないと相当痺れるレベル。もし無いとしたらかなり怖い…!
なかなかの高度感。寺からすぐでこんなトレイル。最高ですね〜!w
登りきると不動寺から鹿岳、妙義山の景色。いやぁ素晴らしい!
「あそこの岩稜歩けたら面白そうだね!」
なんて話していたらここがその岩稜。フリクションのいい下りの岩稜歩きは楽しいw
黒瀧山には九十九谷という谷がある。それがこれ。集落のすぐ裏にこれほどの規模の谷があるなんて。西上州特有の奇岩で構成される谷で見事な景観!
一旦車道に降りてきます。
再び黒瀧山不動尊に向かって登り返す。右上に馬の背が見えてます。
普通に歩いて大体1周2時間程度?黄砂のせいか霞みがかっていまいち景色は良くなかったけど陽気もよく楽しいトレイルでした。やっぱり西上州は短いルートでもいろんな意味で充実してるw
先週、榛名神社に行ってきたけど個人的にはこっちの方が静かだし観光地化してなくて好き。でも至る所に住職の人柄が出ているいい寺でした。
次は紅葉時期に来てみたい。
おしまい
by gyalic_18000
| 2016-03-21 17:05
| 群馬の山
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