女峰山
2013年 09月 15日
最初、9/14~16は飯豊連峰へ行くはずだった。でも天気がよろしくないんで北アルプスの雲ノ平へ変更、ウキウキで一週間過ごしてたらめまぐるしく悪化する天気予報…。最終的には14日しか天気が良くないという事になり同行者のIと相談した結果、今回は日帰りにしましょう!と…。今週、黒部源流域に行ってきたOさんに色々と教えてもらったのに残念無念とはこの事だな~。
デイハイクとして戸隠、新潟、アルプスと候補はあったが、午後になると天気が急変する可能性が高かったんで前々から行きたかった表日光連山へ決定。ここなら早い時間に下って来れるでしょうと。まぁ全然そんなことなく、かなり厳しいハイクになったんだが…。
6:00過ぎに志津乗越のPに着いたがかなりの駐車具合。人気なんだな~と。まずは女峰山に向かう。気温、天気は完璧!
しばらくは林道歩きが続く。男体山や南側の展望がチラチラ見えて今日のハイクの展望が期待できる。この辺りはすでに標高が1700m以上あるんで女峰山までの標高差なんてたかが知れてる!と、余裕だったが…。
林道は富士見峠の方へ続いてるが、女峰山へは右のトレイルに入っていく。ここからは普通の登山道になる。
途中、日光の裏見の滝方面に進んでしまって道を外したが、大幅なロスじゃなかったんで一安心。なっちゃいない!
女峰山に近づくにつれ、傾斜が増してくる。でも前回、刈込湖行った時同様、雰囲気が抜群にいい!新潟とは違ったトレイルの感じ。北八ヶ岳に似ている印象。自分の体調不良以外は最高だ。そう、この日の俺は足がとにかくダメ。なぜか知らないが上がらないんですわ…。先が思いやられる。
さらに傾斜が増してくるとガレ場があって水場に着いた。冷たくて最高にウマい。唐沢小屋まではもう少しだがさらにさらに傾斜が増す…。IはNewシューズがしっくりこずこけて打撲する始末。まぁここ最近のぐずついた天気でトレイルが濡れてたしな。
登りきったとこが唐沢小屋。結構デカい二階建てで無人。ロケーションは…あまり良くないかな~。水場まで遠いし。
女峰山まではあと少しだが急にガスってきた。おいおい、マジか!と思ったがガレ場を登っていくとだんだん晴れてきた。ほんと一瞬の出来事、山は偉大だ。
なおも続く急登に二人ともヘロヘロになってきたが頑張って進む。最近じゃありえない二人揃っての不調?に困惑しつつ山頂へ。
ガスも完全に晴れて評判通りの360°の展望。日光は何度も来ているが、下から見上げてた山の頂についに立つことが出来た。これから向かう帝釈山、小真名子山、大真名子山の縦走路、太郎山、男体山、日光白根、那須連山、燧ケ岳などなど。さすがに空気が澄んでないんで遠いのはダメだったがそれでも素晴らしい。
1時間近く山頂にいたが、なぜかここだけハネアリがハンパない!すさまじい数が飛んでいる。多分山頂標識に積んである石の中に巣を作っているんだろう、不快感MAXだった。なので…
団長が先行したパーティーを狙撃していた…。そしてそれをキャッキャ言って撮る俺…アホだな!
ここから帝釈山までは距離は短いながら快適な稜線歩き。ヤセ尾根、1カ所だったが鎖と充実している。ただ、南側からどんどんガスが上がってくる…。
帝釈山に到着。日光や今市辺りはガスの下だから曇ってるのかな?ここも展望がいいがスルー、富士見峠まで一気に下る。
かなり急なトレイルが続いていく。もう北八ヶ岳を歩いてるんじゃないか?ってくらい森の雰囲気がそっくりだった。
富士見峠に着くと何組かのハイカーが休憩中。今回、他のハイカーに
「どこまで行くの?」
「女峰山から大真名子山まで縦走します」
「若い人はそれくらいやらないとダメだよ!がんばって」
とかやたら言われたが、その意味がここから先の行程で分かることになる。
小真名子山に登っていく。するとすぐ開けて目の前に壁のようなガレ場の登りが現れた!
日差し全開の中この急登に取付く。今日の調子では拷問以外の何物でもない。ペースは当然落ち、ゆっくり登っていく。
ガレ場上部まで登ってくると後ろの帝釈山がきれいな三角形だが、下を見下ろすとめまいがするほど急だ。
団長もレンジャースタイルで余裕そうだが、実際はかなりきついらしい。でもそれ以上にきつい俺は久しぶりに団長に先に行ってもらい自分のペースで小真名子山の頂へ。
反射板が建つ山頂からは太郎山が目の前、戦場ヶ原も見えた。あと気持ち悪い団長も!そしてこの日の展望はこれで最後、すさまじくガスってきた。次は大真名子山へ。
せっかく登ったのにまた急降下、かなりきつい下りだ。上空は今にも雨が降り出しそうなほどに暗くなっている。そして案の定、下りきったとこからは急登…
またもIに先行してもらい自分のペースで。心の中では「日光ごめんよ~なめてたよ~」を連呼してたのは言うまでもない。
歩きづらいトレイルを進み、ガスでも森は映えるな~とか思いながら大真名子山に着いた。当然展望はなく少し休んで志津乗越へ下る。
千鳥返しって鎖場もあったりでなかなか険しい下り。まぁ下りは問題ないんで軽快に進む。といっても急すぎて走る気にはならないが。この辺りは信仰の山なんで下の方には石仏が何体かあった。そして志津乗越に着いた。
結構なキツさにおかしくなってしまった団長だったが満足していたようだ。下山後は三本松茶屋へコーラを買いに向かう。
コーラを買ったらエグザイル仕様のドッグタグが付いてきたんで記念にパシャリ。それ着けて東京まで帰れ!って言ったがさすがに無理らしい…。湯葉うどん食って戦場ヶ原をチラ見して帰宅した。
今回は距離こそ短かったものの、強烈なアップダウン有で本当にしんどかった。はっきり言ってなめきってたんで。Iもきつかったみたいなんで俺の体調不良だけじゃないんだろう。でもまぁ日光の深さを知れたんで良かったかな~と。来週はHの晴れ男っぷりを信じてリベンジの黒部源流域に突入だぜ!双六岳までだけど…。
by gyalic_18000
| 2013-09-15 18:16
| 栃木の山
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